表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移?無双?チート? 好きに生きる為に必要みたいなので喜んで⁉︎  作者: ゆるゆる
始まりの始まり

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/91

創造神て、どういう事?

スィフィルが前の小さな身体をログハウスに寝かせたいと言ってきた。俺としては全く問題ないので、小さなベッドを作り俺の部屋に置いた。スィフィルは俺の部屋に寝かせる事に頻りに恐縮していたが、『暖炉の上とかキッチンとかで構いませんから』などと言われてそのまま置いとくわけないだろうに、邪魔でもないし面倒だからさっさと身体を取り上げてベッドに寝かせた。


『ありがとうございます、父上。これからはこの身体で何時なりとご一緒致します。』


頭を下げながらスィフィルは言うが、いい加減言葉遣いを改めないといけないと思う。言葉遣いは慣れが必要だろうから…


『いいえ、父上。全拠点を回るまで地上の人間に会う事なしに行動できる予定ですので、言葉遣いを改めるのはまだまだ先で問題ありません。』

「でも、慣れが必要…」

『問題ありません。』

「…」


明らかに変える気ないな。でも家族の様な仲間設定だし、家族っぽく砕けた口調でも良いのになぁ…。


言葉にしないでスィフィルの方をチラ見する。


『父上。お望みの様に以前と違い徐々に父上の考えや思いを直接感じ取る能力が抑えられてきています。ですので父上の考えを先んじて進める事ができなくなりますので、これからはよりご不便をお掛けしてしまうと思います。その上、父上の望みとは違う行動を起こす可能性も高くなり…』

「分かった分かった。不便でも良いよ、でも気持ちや考えが筒抜けなのは違和感があるんだよ、俺とスィフィルは別人格である筈なのに。だから、このままね。最後の繋がりは切らずに繋げたままだから大丈夫でしょ?」


以前のまま太い繋がりが欲しいスィフィルは、不便具合を訴えて俺に元に戻して欲しいらしい。いやいや、そうはいかないからね。お互いの考えが分からないこその、駆け引きでしょ。言葉や態度で伝える事の大切さ、だよね。


転生した地球での魂源再生は、価値観や思考などに凄く影響している。以前のジェフィティールならスィフィル寄りの考えで本心を知れない事に恐怖、不安を抱いただろう。しかし今の彼にはそれすらも楽しみで仕方がないのだ。

<ヤクシェム>とスィフィルが完全に繋がっているが、ジェフィティールも繋がっている。そういう意味でも切れることはないのだ。


スィフィルが近づいてくる3人の管理者に気付き、思い出した様に泉の話をした。


「へ〜。そんな泉ができたんだ。まぁ、今のところ無害ならそのまま監視って言うことでいいんじゃないかな?」

『畏まりました。 その様にしなさい。』


俺は3人に直接伝えるつもりだったけど、スィフィルが間にさっと割り込んで伝えた。何でそんな面倒な事をって思ったけど、スィフィル的には俺が直接3人に話すのは良くない事で、3人にとっても畏れ多いことなんだそうだ。「何じゃそりゃ⁉︎」「そんなのおかしい」って言ったところで俺以外の全員から却下されたので、俺が折れました。何だかなぁ。俺の意思が通らない事に文句を言おうものならスィフィルが速攻で繋がりの事を持ち出してきそうだから、何も言えない。


彼らの中で俺の立ち位置は【創造神】になったらしい。創造主の方が良かったよね。

俺がスィフィルに与えた身体がとても神々しいらしく、その姿を見た途端に平伏してたもんね。

まぁ、<ヤクシェム>の出来からしても、生態系の製作にかかった時間にしてもなんだけど、前からそう思っていたらしいし、今回の件で確定したらしい。


スィフィルの身体から魔力とか漏れ出てないし、見た目も指先の紫紺(ヴァイオレット)の虹(レインボー)以外は大して目立たない筈だが、能力を感知できる何かがあるのだろうか? 

一般人にもわかる様だと後々面倒な事になる。その事をスィフィルを通じて確認すると、全く心配ないと柔かに言われた。どうもここでは、格の違いを知らしめる為と称して威嚇していたらしい。スィフィルが無駄な事をするとは思わないので、必要な事なんだろうと納得する事にした。


『(馴れ馴れしく、父上と会話などさせませんよ。ふふふ…。 元々私の心を覗く事のない父上にこの気持ちはバレませんが、安心して画策が出来るのは中々のメリットでしたね。この者達には出来るだけ父上と接触して欲しくない。父上は私のものです。)』


スィフィルの子供っぽい独占欲の表れによるものとは全く考えていない4人が、各々の立場として納得している横でスィフィルはほくそ笑んでいるのだった。


「じゃぁ、明日<アルバア>によってその後次の拠点<サラーサ>に行こう。」

『畏まりました。』


結局はログハウスにスィフィルの部屋を拡張して、そこでスィフィル達(大、小)は休息をとった。俺も暫くぶりに寝付いたのだが、疲れていない身体に驚く。


「疲れたのは精神的な部分だけだな。ふ〜…。まだまだ拠点はあと3カ所あるのか…。

おかしいよなぁ、魂源はすっごく強くなってるしダメージなんてある筈ないんだけど、拠点を回る度に疲れる様な気がする。拠点回りを後回しにしたい…。はぁ…。別に今の状態で以前よりチカラも上だから、拠点の能力は急がないんだけど、記憶はある方が良いんだよね、敵対勢力とか知る為にも。」


ジェフィティールは大きな溜息を何度も吐きながら、眠りについた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ