5話 因果をナメるなよ、P型センキー。
たくさんの応援、本当に感謝です!!
おかげで、日間24位までかけあがれました!!
ランキングだけは、私がいくら努力しても、どうしようもない領域なので、
この数値に関しては、本当に、読者様のおかげです!
ありがとう!!!
5話 因果をナメるなよ、P型センキー。
『――大いなる神よ。尊き主よ。命の王よ。私はあなた様の敬虔な使徒。だから、当然、私も……あなた様にならいましょう。最後の最後まで、絶対にあきらめない。その意思を貫きましょう。……リラ・リラ・ゼノリカ……』
遺志は強き圧となって、世界に訴えかける。
世界は情で動かない。
しかし、時折、気分で動く。
だから――というワケでも、実際のところは、ないのだけれど、
しかし、やはりというか、なんというか、
コスモゾーンは、当然のように、『ピーツたちの想い』を面白がった。
執念が世界に残した傷跡――因果のアリア・ギアス。
いつだってそう。
へそ曲がりなコスモゾーンは、定石を無視して事象を転がしていく。
……だから、
――許可しない――
拒否をくらったP型センキーは、
こめかみに重たい汗をにじませながら、
「くっ……最悪だ……あのクソカスども……完全に消しておくべきだった……」
後悔の念にさいなまれながらも、
「……無意味なリキャストの強制……くそったれ……しばらく『おしくらまんじゅう』は使えない……では、ほかの……いや、おそらく、この状況では、他のどんな禁止魔カードも使えない。あいつらが残した執念は、確実に、『俺の行動そのもの』に対するいやがらせ……く、くぅうう……コスモゾーンのくそったれが……気分で動きやがってぇ……くぅぅ……な、なにか……起死回生の一手を……」
逆転の目を探しているP型センキーに可能性の猶予を与えるほど、
ミシャ(業)は甘くない。
「因果をナメるなよ、クソ野郎」
『ピーツたちの執念』にからめとられているP型センキーに対し、
誰よりも『因果の重さ』を知るミシャ(業)は、冷たい声で、
「それと、あたしの想いもナメすぎだ、P型センキー。あたしだって、腐るほど、絶望を背負ってきた。高く評価しろとは言わないけれど……流石に、お前は、あたしを過小評価しすぎ」
「……はっ。ちょっと小ジャレた呪縛が使えるだけのカスが、なに嬉しそうに吠えてんだ。アダム&シューリのコアと融合したことで、存在値は、小マシになったが、しかし、それがどうした? この、ちょっと鬱陶しいだけの鎖を引き千切ってしまえば、あとは、俺にワンパンされて終了のカスが。現状、結局、俺が絶対有利ってシチュエーションに変わりはねぇんだよ、ぼけ」
「その『ちょっと鬱陶しいだけの鎖』は、『哀れな残滓たち』と『あたしたち三人の想い』を背負っている。だから、まだ、もう少しだけ粘ってくれる。その間に、センエースを奪い返す。それで、お前は終了だ」
「センエースが来てくれれば、それでオールオッケーだった時代はとっくに終わってんだよ。俺はP型センキー。『あいつの精神力』と、『あいつを超えたソンキー』と『あいつが気合を込めて育て上げた最強の携帯ドラゴン』を合わせ持つ、絶対無敵の神。俺は、あいつより強い」
「センエースより強いていどのザコに……『あたしの男』は負けない」
そう言い切ると、
ミシャ(業)は、ソっと胸に手をあてて、
「あたしの命も、想いも、『全部』を賭して……必ず、この想いを届けてみせる」
予告。
来週敢行予定のイベントでは、
一日10話投稿+二か月連続毎日3話投稿をするわけですが、
その具体的な内容は、
12月20日に、センエース3話+『クズニート』を7話。
以降、二か月ほど『センエース』を毎日2話、クズニートを1話、
という形で投稿していきます!!
※ SSRのように、あとからセンエースに投稿するようなことはしません。
『クズニートの成り上がり~至高の堕天録~』は、
『原初の記憶』をヒモとくカギになりえる、
センエースの正当なる『過去編』です。
ちょっと尋常じゃなく、めちゃくちゃ面白いので
(鬼のようにハードルを上げていくスタイル!!)、
ぜひ、読んでください!!
正直言うと、クズニートを導線にして、
センエースをさらに盛り上げるのが最大の目的です!
なりふり構わずに、狡猾に、徹底的に、
私は『センエースが、より多くの人に読まれる努力』を積んでいく!!
すでに、ハンパなく、たくさんの応援を頂いておりますが、
よろしければ、応援(含み)のほど、よろしくお願いもうしあげます!




