表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
新E章 『P型センキー』VS『センエース』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

959/5978

29話 オーバードライブ・サイコジョーカー。


 29話 オーバードライブ・サイコジョーカー。


「ったく、あのクソカス野郎は……いつもだ……いつも、俺の遥か先をいきやがる……いつも、俺が必死になって積み上げてきたものをゴミにしやがる……ほんと、もう……死ねばいいのに……」


 ゆがんだ本音をこぼすゼッキに、

 P型センエース2号は、つらつらと饒舌に、


「タナカトウシという例外の事は忘れて、強くなった自分を誇るといい。もし、ここにタナカトウシがいたら、お前は一秒以内に1億回ほど殺されているだろうが、そんな事は気にするな。お前は強い。残念ながらタナカトウシや俺と比べればカスだが、そこらのカスと比べたら、お前は決して弱くない。お前がどれだけ頑張っても勝てない俺を、タナカトウシなら余裕で殺せるというのが、この優しい世界の事実であり現実であり真理だが、けれど、そんな事は忘れて、自分の強さを誇るといい。お前ほど強いやつはなかなかいないんだ。タナカトウシの視点で言えば、お前など、そこらのゴキブリと大差ないカスだが、そんな事は絶対に気にしちゃいけない」


「……最後の質問だ」


「ん? なんだ?」


「あんたとあいつ……どのぐらい差がある?」


「100点と80点くらいの差……かな。あくまでもおおよその値だが」


「なるほど……じゃあ、つまり、あんたを殺す事ができたら、俺とあのキ〇ガイの差は20点以内におさまるってことだな?」


「俺を殺す事が出来たなら、まあ、その通りだな。しかし、不可能。どれだけ頑張っても、お前では、俺には――」


 最後まで言葉を聞く事なく、

 ゼッキは、天を仰ぎ、

 肺が破れるほど息を吸って、






「オーバードライブッッ!! サイコッッ!! ジョォオカァアアアアアア!!!」






 叫びの直後、

 ゼッキの全身が、それまでとは異質のオーラに包まれる。

 エグゾギアの全駆動領域が、ギュンギュンと音を立てて、

 胸の中心部にあるコアが、太陽のような強い光を放つ。


 ――『オーバードライブ・サイコジョーカー』。

 それは、『究極超神センエースによっておさえられているフッキの潜在能力』を部分的に解放する力(もし、この先、フッキの制限が解除された場合、自動的にコードが書き換えられ、純粋なサイコジョーカーの上位互換となる)。

 精神的負荷を180分の一に分散する事でしか発動できない狂気の可能性。


「ぐぅぎぎぎぎぎぎいぃいいいい!!」


 サイコジョーカーをはるかに超える精神圧迫。

 驚異的な精神力を持つゼッキが、180に分散させたとしても、

 10数秒しか持たせられない、怒涛のSAN値喰い。


 凄まじい存在値となったゼッキを見て、

 P型センエース2号は、


(存在値、およそ『2兆』……センエースによって抑え込まれているセイバーフッキ・ミラージュの潜在能力を無理やりに引き出すシステムか……凄まじいな……)


 獣のように唸りながら、凄まじい速度で襲いかかってきたゼッキの攻撃を回避しながら、


(まあ、とはいえ、もちろん、俺の相手じゃないが……)


 最短のステップで、闘牛士のように、ゼッキの『暴れ』をあざわらう。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[良い点] オーバードライブ・サイコジョーカーッ!! 160分の1でやっと発動できる、狂気的な負荷! ゼンの足掻きはソルに届くのか!! ソルの余裕はまだ持つのか!! いつになったら来るんだセンエース!…
[一言] 煽っていくねえww
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ