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魔族についての設定

 魔族についての設定。



 低位のスライムやホーンブルなどの、いわゆる『モンスター』は、魔王国においても『動物』扱いであり、国民という扱いは受けていない。


 魔王リーン的には、全ての者が幸福になる世界を求めているが、流石に、その思想を、王としての権限を用いて、『他者にも押しつける』という事は出来なかった。


 『今日から、ヘビもカエルも幸福を享受する権利を持つ国民ね』


 そう言われて納得できるだろうかという単純な話。

 ようするに、それほど、世界は混沌としていない。



 

 魔族の種類は、大きく分けて三つある。


 『モンスター』

 ・魔王国内でも動物と扱われている知性を持たない魔物。

 繁殖能力は持っていないが、リポップの性質を有していて、いくら狩っても減る事はないし、異常に増える事もない。


 特定のエリアから外に出る事はなく、率先して人を襲うと言う事も少ない(ない訳ではない。異常種や奇行種と呼ばれている突然変異が存在する。本能だけで徒党を組んで人間の街に襲いかかってきたという事例も過去にはいくつも残っている)。


 食糧や素材として狩られるのが一般的であり、魔王国でも、それは変わらない。







 『進化種』

 ・突然変異の一種で、まあまあの確率で起こる。

 他の突然変異との大きな差は、知性を得るという事。

 『人』に近い形態になるものがほとんどだが、そうでない者も一定数いる(龍種が特にそうで、龍人と呼ばれる完全人型もいるが、ライガーワイバーンなどの、完全に爬虫類にしか見えない種も存在する)。


 リポップの性質を失い、繁殖能力を得る(持たない者もいるが、その場合は、大概不死の性質を持っている。この場合の不死は、寿命がないという意味で、殺されれば死ぬ)。


 進化種は、基本的には亜人と呼ばれる。


 リッチなどのアンデッドも、亜人に分類されている。

 『人に似ているモンスター』は全員亜人という雑な考え方。

 進化していない『人型に近いだけのモンスター』も、人の世では、亜人と呼ぶ事があり、その辺の定義云々は色々とややこしい。








 『魔人種』

 ・進化種がさらに進化した姿。

 ここまでくると、実際のところ、人間と何も変わらない。

 『銀を含む紫』という、普通の人間ではありえない肌の色と、群を抜いて魔力が高いという特性は必ず発現するが、それ以外で人間と違う個所はない。


 ポケ○ンと違い、進化した数だけ強くなるという訳ではない。

 確かに魔人になれば、諸々のバランスはよくなる(全ステータスが上昇)が、進化種特有の性質を失ってしまうため、固有能力の爆発力で言えば、進化種の方が上。


 実際、魔王城には、魔人が何人もいるが、彼らよりも、進化種のラムドやサリエリの方が存在値は高く、また、ラムドとサリエリが魔人に進化したからといって今より遥かに強くなるかというと、それは微妙なところ。


 むしろ、それぞれが保有している『飛行性能』や『不死』などといった『進化種ゆえの超個性』がなくった場合、存在値は低くなるだろう。

 ちなみに、魔人への進化は、『必要な状況に陥る』か、もしくは、『強く望まなければ』起こらない。


 特化型の『進化種』。

 バランス型の『魔人種』。

 と考えると、魔族サイドの戦力が理解しやすくなる。


 ちなみに、存在値の平均値は、ただの人間が12なのに対し、魔人は35以上。

 ステータスの平均値だけで言えば間違いなく世界最高の種族。



 『進化種』は、数と種類が多いため、平均値は23と低め。





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― 新着の感想 ―
生類憐みの令がどんな扱いをされてるかを考えたらリーンがキチガイ扱いされるのも納得ですね。
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