表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
新D章 因縁2。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

764/5888

46話 学園生活 ☆


 46話 学園生活


 先頭に立って指揮をしているトウシの姿を見ながら、

 センは、


「はは……わかるぞ、トウシ。今の、お前の気持ち……」


 つい、笑ってしまっていた。


「めんどくせぇだろ。鬱陶しいだろ。お前は俺と同類の欠陥人間。だから、周りにたくさんの人がいるのは、ダルくて仕方がないはずだ……」


 ボソボソと、


「だが、捨てられない……俺も同じだった。ゼノリカという組織を勝手に創られて、勝手に祭り上げられて、気付けば、引き返せなくなって……」


 昔を思い出しながら、


「背負っているモノの重さが理解できるだけの頭があって、背負えるだけの力があって、だから、色々な責任を果たしながら、歯を食いしばって、『それでも』と、喉をからして叫びながら……」


 センは、天を仰ぎ、

 ふぅと息を吐き、


「トウシ……俺が背負ってきたものが分かるか? 俺が背負ってきたのは、100人程度の命じゃねぇぞ……何千、何万、何億……それ以上……数え切れないほど多くの命を背負って闘ってきた……」


 そこで、グっと奥歯をかみしめて、


「そう簡単に超えられると思うなよ。お前は確かに天才だが……俺は確かに無能だが……俺が積んできた軌跡は、チートな才能ごときに負けはしねぇ」


「めちゃめちゃ想いをむき出しにしていまちゅねぇ……でも、その相手って、現世の中学生なんでちゅよねぇ……」


「……なにか、言いたい事がありそうだね、シューリくん。聞こうじゃないか。遠慮せずに、言いたまえ」


「みっともなさすぎて吐きそうでちゅ」


「うっせ、ばーか、ばーか!」



 ★



 10階に到達すると、

 そこは、学校の校舎のような建物が乱立している空間だった。


 エレベーターの前では、スーツ姿に衣替えしたアダムが待ちかまえていて、


「さっそくだが、第二イベントを開始する。第二イベントの内容は、学校生活だ」


「……はぁ?」

「また、わけのわからんことを……」


「今から、貴様らには、この学園都市で生活してもらう」


トウシ(今度は、禁書か……パロディ好っきゃなぁ)

ナツミ「ぁの……イベントが学園都市で生活って……意味がサッパリ分からないのですが……」


「この学園都市では、すでに死んでしまった30000近いカス共の『魂の鏡像(本物ではないコピー。つまりはソウルレリーフ)』が学園生活を行っている。全員が携帯ドラゴンを所持しており、『この学園での課題で、お前ら以上の好成績を取れば蘇れる』と嘘の情報を与えられている」


岡葉「……ど、どこまで最低なんだ」

雷堂「ひどすぎる……」


「貴様らのクリア条件は、この学校で行われる様々な課題で、『30000近いバカ共』以上の成績を取り続けること。具体的には、その時点で残っている貴様らの数と同じ順位内に残り続けること。――今でいうと、『92位』以内に入ることだな。やつらは生き返ろうと、文字通り、死に物狂いで92位以内に入ろうとしてくるぞ。ちなみに言っておく。バカどもに『本当は蘇れない』と教えてやるのもいいが、やつらは絶対に信じない。やつらには、そこしか『魂のり所』がないからだ」



ホウマ「ぴよぴよ(まあ、敵である私たちから言われても、ウソだと思うわよね)」

ツカム「ちなみに、その『課題』とはなんですか?」


「いろいろだ。携帯ドラゴンの強さに主軸をおいたテストもあるし、普通の数学テストなどもある」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版35話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ