4話 パーフェクトコスモゾーン。
本日は午後に投稿ができませんので、
朝に6話を投稿させていただきます!!
完結記念の6話一気投稿、ちょっとでも楽しんでもらえたら幸いです!!
ここまでたどり着いてくださった全ての読者様へ、今まで、本当にありがとう!!
4話 パーフェクトコスモゾーン。
ヨグは淡々と続ける。
「極端に言えば、そういうことだ、と説明している。例は極端な方が理解しやすかろう。貴様は確かに、コスモゾーンと調和したが、だからといって、コスモゾーンの全てを手にしたわけではない。結婚しても、相手の全てを自分の所有物にしたわけではないのと同様に」
あくまで理屈としての比喩。
感情は一切含まれていない。
純白の空間には、相変わらず静寂が満ちている。
減り続けるタイマーだけが、無機質なリズムで時間の経過を刻んでいた。
センは扉を見つめたまま、軽く息を吐く。
「他人にコスモゾーンを使わせるハードルが高いことは理解したし、コスモゾーンの全権を有していないことも理解した……けど、この扉を解析できないのはどういう理屈だ? コスモゾーンは、世界のすべてを演算している大元だろ? この世界に関して『分からないこと』なんてないはずだが?」
「詳しいことは私も分からんが……この世界の全てを演算しているコスモゾーンでも処理できないということは、この扉は『この世界の外側に与する事象』だということなのだろう」
「……えっと……コスモゾーンは、『全て』の世界を演算している……んだよな?」
「それは間違いない」
「だったら、外もクソもないんじゃね? 内も外も、コスモゾーンの管轄内のはずだろ?」
「ここから先は予測だが……貴様が融合したのは、『コスモゾーンの端末の一つ』に過ぎないのかもしれない」
「……なるほど、Bパターンか」
「は?」
「ギャルみたいなリプすんなよ。いつも通り呼吸するように中身のない生返事をしただけさ」
などと、雰囲気だけの言葉を口にしてから、
センは、
「ようするに、もっとでっけぇコスモゾーンがこの扉の先にあるかもしれないって理解でOK?」
「大きいか小さいかはどうでもいいが……」
「ぶっちゃけ、プライマルヒロインズの呪いは、いまだに消えてねぇ。……コスモゾーンと一つになった時は、漠然と『これで、どうにかなるだろう』と思ったが……正直、できそうにねぇなぁ」
「その問題を処理しようとすると……コスモゾーンの大元……ここではあえて『パーフェクトコスモゾーン』と称するが……それと調和する必要性があるかもしれないな」
「……ゼノリカの面々から俺の記憶を取り除くとかも……この感じだと、できそうにねぇなぁ……」
「それに関しては、現状でも、コスモゾーンの全権をフルで活用すれば、不可能ではないかもしれんが、コスモゾーンが明確に拒絶するだろうから、結局のところは不可能だと言い切っていいだろう」




