・私服の戦神、知神、悪神を描いてみました。
悪神「パパ上は、やはり美しいですね。私服でも気品がレベチでございます」
戦神「パパ上やめろ、ぼけ。……てか、どこがやねん。俺の私服、『疲れ切った日曜日のお父さん』みたいじゃねぇか。すげぇ手抜きと言わざるをえない。……蝉原と俺で差がありすぎる件」
知神「いうて、今回、一番手ぇ抜かれとんはワシやけどな」
戦神「いや、構図的な意味合いで言えば、お前の方が描きにくい体勢だ。よって、俺がもっと手を抜かれていると言える!」
知神「手抜かれ具合で自信満々かまされても……」
悪神「どれだけ手を抜かれても最大級に輝いてしまう。やはりパパ上は格が違った」
戦神「おい、てめぇ……まさか、ずっと、そのモードでいく気じゃねぇだろうな……」
悪神「定期的に、朝日モードでいかせてもらう予定だよ、センくん。なぜなら、君がすごく嫌がるからね」
戦神「蝉原の俺に対する嫌がらせデッキだけがどんどん豊富になっていく」
知神「大変やな。この世で一番厄介なやつに粘着ストーキングされるとか……ワシやったら発狂してまう。よかった。蝉原とそんなに因縁なくて」
戦神「おい、蝉原。お前のその熱意と悪意を、俺ではなくトウシに向けるのはどうだろうか。俺よりこいつの方がスペックは上だぞ。いまだって、こいつが、一番高い場所に座っている。この構図は、俺達の中で、トウシがもっともすぐれているというメタファーだろう」
悪神「いや、この構図は、視線誘導の基本である『左下起点の視線フロー』を採用している。人間の視線は自然と左から右へ流れるから、最初に目に入るのは君だよ。センくん」
知神「補足すると、センエースが最も前景に配置されとる。遠近法において前景の人物は主役性が最も高い」
悪神「そして決定的なのは色彩バランスだ。セン君の青は画面内で唯一の寒色の大面積。暖色背景の中では圧倒的にコントラストが強く、視覚的ウェイトが最大になる。つまり構図・遠近・色彩心理、すべての要素において、この絵の主役は君だ。つまり、君がもっとも世界に愛されていると言えよう」
戦神「なるほど……つまり、包括すると、結局、今後も蝉原にストカられるのは俺であり、つまるところ、俺が最も可哀そうである……と、そういうことだな?」
知神「可哀そうさでおどれに勝てるやつは、まあ、そうおらんやろうなぁ……」
悪神「儚さ、美しさ、気品さ、高潔さ……すべてにおいて、パパ上は無上の存在にございます。今後も僕は、あなた様の忠実な下僕として付き従っていく所存!」
戦神「貴様の父として、そして世界の王として命じる。自害せよ、蝉原勇吾よ」
悪神「君の命令を聞かなければいけない理由が、俺にはなさすぎるよ、セン君」
戦神「全盛期のゲッ〇ウガぐらい、変幻自在かつ自由自在にダブルスタンダードをぶちかましてくるねぇ」




