表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神L章 ラスト。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5923/5942

14話 検討してやる。


 14話 検討してやる。


 じゃれあってから、

 センは、


「とりあえず、お前の提案を検討してやる。検討した。受け入れてやる」


「なんで、君ほど完璧で高潔で美しいヒーローが、そんなに面倒くさい性格をしているんだろうね」


「いい皮肉だ。クラクラしてきたぜ」


 そこで、センは、サクっと世界を創造していく。

 究極超神の序列一位であるセンにとって、

 ちょっとした世界を創造するぐらいワケはない。


「できました、蝉原店長。次はどうしたらいいですか?」


「……俺が手を加えることで、その世界の成長率を爆発的に上昇させることができるけれど……どうする?」


「この世で最も愚かな質問の一つだな。知らんけど。……ちなみに、どういう方法?」


「……『さいごのまおうのせかい』とリンクさせるんだ。その上で、経験値倍率にさらなるテコ入れをかける。倍率的に一番効率がいいのは……『殺戮レベル』の設定かな」


「物騒な名前~、こわ~い」


「……殺戮レベルを設定すれば、君が、『大一アルファで殺戮の神と畏れられるほど』に、鍛練世界の成長倍率が底上げされていく」


「殺戮の神と畏れられる……それは、具体的に、何をすればいいんだ?」


「無差別に殺しまくるのがもっとも手っ取り早いね」


「えっと……一応、お話の前提として、『殺戮の限りを尽くすかもしれないラストを倒すため』の相談をしているんだよね、今」


「そうだよ」


「なのに、俺が、殺戮の限りを尽くしちゃうの? 本末の転倒ぶりが、体操の金メダリスト級じゃない?」


「金メダリストだと、転倒しないで着地するんじゃない?」


「どうでもいいんだよ、そんなこたぁ」


「こっちのセリフだねぇ」


 と、息をついてから、


「別に、本当に殺す必要はないよ。殺したというていにして、鍛練世界に転移させればいい。事情を知らない愚民どもは、それでも、君を殺戮の神と畏れるさ。あとは、テキトーに、『汚物は消毒だ、ひゃっはー』とでも叫んでおけば万事オッケー」


「そんなことをしたら、俺が嫌われちゃうじゃないか! 俺が可哀そうだ!」


「……うん、えっと……嫌なら、全然やめてくれていいよ。最高効率を提案しているだけに過ぎないから」


「やるに決まってんだろ。ナメんな」


「……やばい……マジでウザいな……」


「よっしゃあ!」


 グっと、ガッツポーズするセンと、

 その視線の先で辟易した顔をしている蝉原。


 だいたいのプランが固まったところで、


「そうだ、センくん。一度、ラストと戦ってみてくれないか。その方が、最終決戦での対策とかも立てやすいと思うから」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
「……殺戮レベルを設定すれば、君が、『第一アルファで殺戮の神と畏れられるほど』に、鍛練世界の成長倍率が底上げされていく」 大一アルファかな?
2025/11/09 18:39 鮪っぽい鯖
図子のせいで殺戮レベル下がりそうですね。
センと蝉原のやり取りが今回もキレッキレで最高でした! 殺戮の神の設定はアツすぎます…! いよいよラストとの一戦! 興奮冷めやらぬまま、 次話の更新を楽しみに待っています! 頑張ってください!応援してい…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ