表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神K章 センエース。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5873/5937

179話 実に素晴らしい。


 179話 実に素晴らしい。


 白目をむいて盛大に吐血する17番に、

 センは、


「ウォーミングアップに付き合ってくれたこと、感謝するよ。ただ、準備運動はもう十分だから、その辺で寝てろ。邪魔」


 そう言いながら、17番を豪快に蹴り飛ばす。


 吹っ飛んで壁に激突した17番は、

 そのままズルズルと崩れ落ち、血泡を吐きながら床に沈んだ。


 白目を剥き、痙攣する手指を止められず、完全に戦闘不能――もはや立ち上がれる様子はなかった。


 センはその姿に一瞥すら与えず、ゼンドートとセミディアベルの二人へと視線を移す。


「さあ……それじゃあ、本格的に殺し合おうか」


 そう言ったセンに、ゼンドートが、眉間にしわを寄せて、


「ずいぶんと調子に乗っているな、センエース」


「乗ってねぇよ。めちゃめちゃ冷静だろ。分かっているからな。……どうせ、お前ら、今の俺よりも高い数字を出せるんだろ?」


 そう言いながら、コキっと首を鳴らし、


「むき出しで来い。超えてやるよ」


「……やはり図に乗っているな。不愉快極まりない」


 そう言いながら、ゼンドートは飛び出した。

 人間を遥かに超越した速度で距離を詰めて、

 センに一撃をくらわそうとする、


 ――が、

 センは、優雅に回避して、


「たかだか存在値30京程度の出力で戦おうとするなよ。『アンパ〇マンの三輪車』でF1に参加するようなもんだぜ」


 そう言いながら、センは、水面蹴りでゼンドートの足を払うと、

 落ちてきた頭に右ショートフックを合わせた。


 拳が当たったと同時、ゼンドートの頭は豆腐みたいにグチャっとつぶれた。


 その様子を見ていたセミディアベルが、

 パチパチと拍手をしながら、ニコニコと、


「素晴らしい。さすがだ、センエース」


 そう言ってから、頭が潰れているゼンドートに、回復の魔法をかける。

 みるみるうちに再生していくゼンドートの頭部。


「くはっ」


 ゼンドートは、呼吸を再開すると、しんどそうに胸を抑えて、


「はぁ……はぁ……よくも、私の頭を……」


 イライラした顔でセンを睨みつつも、

 セミディアベルの方へと歩いていき、


「今のままでは勝てません。新しいプランをお願いします、セミディアベル公爵」


「んー……」


「な、なんですか?」


「君って、自分一人だけの時は、限界まで頑張るけれど、後ろに誰かが控えていると、簡単に引くよねぇ」


「それは当然のことでしょう。自分しか戦力がいないときと、自分以外にも戦力がある時で、区別なく、まったく同じ行動をとる人間などいないと思いますが?」



勝ったな、風呂入ってくる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
センエース、マジで格が違いすぎる!! 存在値30京を子供扱いして、頭を豆腐みたいに潰すとか、 インフレの波がすごいです!セミディアベルの余裕と、 ゼンドートの冷静な撤退も、敵として最高に魅力的。 次の…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ