表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神K章 センエース。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5868/5983

174話 肉体強化とアイテム改造……両方を同時にやらなくちゃいけないのが、ヒーローのつらいところだな。


 174話 肉体強化とアイテム改造……両方を同時にやらなくちゃいけないのが、ヒーローのつらいところだな。


 即答した瞬間、エルファの輪郭が強制的に二重化され、

 フォークされたコピーは処理落ちの残像を撒き散らしながら増殖した。


『Clone_Instance=∞/上限値不明。オーラ出力:未定義。リソース割り当て不能――致命的エラー』


 オーラが跳ね上がり、空間の床がノイズ交じりにバグって欠け落ちる。

 白いステージに、赤黒のノイズバーとエラーメッセージが縦横に走った。


「……それでいい。そうじゃなきゃ、あのカスどもを殺せねぇ」


 修羅の推進孔が一斉に炎を噴き、空間を焼き切る。



「さあ、行こうか。……9兆年……やだねぇ、ほんと。なんでそんな長いコト……はぁ」



 ほんの少しだけ本音を口にしてから、

 センは全身に気合いを入れる。

 弱音を口にしたとしても、決して止まりはしない。


 爆音とともに特攻をぶちかました瞬間――


 #THREAD COLLISION

 #HEAP CORRUPTION

 #RUNTIME_EXCEPTION: 修羅モード強行継続


 血と殺意のログファイルが、無限の舞台に刻まれていく。

 世界そのものがデバッグ画面のように崩壊しながら、

 ――紅の修羅道を描き始める。



 ★



 ――2兆年が経過したところで、

 センのMAX存在値は、『28京』にまで底上げされていた。

 前回の時よりも、明らかに早い速度で成長している。


「このまま9兆年やれば……120京ぐらいまではいけるか……」


 暴れるバグエルファの攻撃をギリギリのところで回避しながら、

 センは未来を演算していく。


「俺の戦闘力と数値を底上げするのは当然として……毘沙門天の改造にも、ここからは大量のリソースを注いでいくか。戦闘鍛練と同時進行で毘沙門天を魔改造……ついでに、エグゾギア【修羅】のOSも改造。……やることがいっぱいだ……マジで、1000兆年ぐらいは欲しかったなぁ……9兆年じゃ、全然たりねぇ」


 ソウルゲート内には無数の『世界断層』が存在する。

 イメージとしては、

 一階が戦闘用施設で、

 二階が工房。


 階段で区切られているのではく、

 次元の断裂によって仕切られている。


 ――白と灰の無限舞台に、もうひとつの空間が折り畳まれて咲いた。

 それは城塞都市のようにも、巨大な要塞工場のようにも見える。

 ――名称は、ウィトゲンシュタインのアトリエ。


 中心の観測ホールから六方向へ、用途の異なるルーム群が同心円状に連結され、巨大な歯車神経と光の配管が脈打っていた。

 床は定理格子でできており、式と詩と設計図が淡く発光しては、また書き換わる。

 壁面には『名付け得ぬものは仕様外』と赤い注意文が点滅し、命令文の粒度を強制する。


「ウィトゲンシュタインのアトリエ、起動。プロジェクト:毘沙門天/修羅OS、並列改造。命令の粒度は厳密名詞指定、数値範囲明示、優先度付きで解釈。曖昧解釈は厳禁」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
今のセンの体は、オーラドールアバターラですよね、 システム的に良くここまで強くなれますね。 17番のステータスを基盤に、 俺の外殻って言っていたから、 時一くんの体よりも自分の体の方が動きやすいかも…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ