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永久閃光龍神K章 センエース。

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77話 ゼンドートはマジで優秀。

挿絵(By みてみん)

自作コミカライズ版34話配信中!

下のリンクから、直接34話をダウンロードできるページに飛べるようにしてあります。

それを記念しての一日10話投稿!!


本日の5話目!


 77話 ゼンドートはマジで優秀。


 どうしようかと悩みつつ、訓練へ向かった17番。

 その日も、17番は、ゼンドートと多くの言葉をかわし、最終的にはタイマンを張ることになった。

 もちろん、ゼンドートはかなり手加減していた。

 そうでなければ、一瞬で首をはねて終わりだから。

 ……タイマンの結果、17番は、『ゼンドートがマジでハンパじゃなく強い』と、より強く激烈に理解した。

 ゼンドートから、『数値が高い』というだけではなく、その向こう側にある『本物の質量』みたいなものを確かに感じた。


『マジで、強いですね、ゼンドート伯爵。そのハンパなさ……普通に尊敬します』

『僕という正義の化身が、命の最果てに到っているというのは、この世に生きる全ての善人が望んだ必然。正義は勝つという言葉があるが、あれはすなわち、僕は絶対に勝つし、僕は絶対に正しいということだ』

『……は、はぁ』

『君の成長速度は、なかなか目を見張るものがある。ミケほどではないが……君も決して悪くはない。身体能力もメキメキと上がってきているし、召喚獣も、まだまだ成長するだろう。……どうだ、正式に僕の下につかないか?』

『考えておきます』


 当時の17番は、この時、本当に、結構考えた。

 ゼンドートは実際、凄まじく有能。

 伯爵の中でも最高位であり、将来的に、辺境伯や公爵の地位も見えている有能超人。

 そして、ゼンドートは、有能な者には、なんだかんだ寛大だったりする。

 ゼンドートの気分次第では、5番のように、問答無用で切り捨てられたりもするが……地雷さえ踏まなければ、それなりに優遇してもらえる。

 5番だって、例の事件が起きるまでは、だいぶ優遇されていた。


 だから、17番は、マジで真剣に考えた。

 この時のルートでは、結局、ゼンドートの下につかなかったが、

 別のルートでは、『ゼンドートの配下』になってみたこともある。


 ★


 17番は、基礎訓練で己を叩きなおし、自主トレも精力的にこなして、着々と体力を底上げしていった。

 そんな17番を置き去りにするように……『ミケ』が、バカみたいに強くなっていった。

 ……前日の21日時点で『55』だった存在値は、22日の夕方時点で『62』に上がっていた。

 そんなわけあるか、と言いたくなる、爆発的成長率。


 存在値60台と言えば、子爵クラスの実力。

 3番や7番といった、『貴族に重宝されている最高位奴隷』と同じ。


 ミケは、数日前まで、存在値13のクソ雑魚奴隷だったが、

 いまや、中流貴族とトントンというところまできてしまった。



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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
だから、17番は、マジで真剣に考えた。 この時のルートでは、結局、ゼンドートの下につかなかったが、 別のルートでは、『ゼンドートの配下』になってみたこともある。 はえ~、異次元同一体の分岐ルートによ…
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