69話 17番らしさは完全に死んだ。
69話 17番らしさは完全に死んだ。
昨日までは、まだ、『外殻(脳を含む肉体)』が17番のままだったので、
どこかで、まだ、ギリギリ『17番らしさ(顔つき・仕草・挙動・癖)』がなくもなかったが、今となっては、もはや、『17番らしさ』はわずかも残っていない。
『センエース(17番)』の変貌ぶりに、3番と99番は、大いに驚いた。
空気感からして、『マジで全くの別人』になってしまったことに、ただただ困惑する。
だって、そんなこと、普通はありえないから。
これは、もう、『今まで隠していた素を出している』とか、そういう次元ではない。
『センエースの劇的ビフォーアフター』に対し『当然の疑問』を言葉でぶつけてくる彼女たちに、
センは、
『うるせぇ。俺の変化とかどうでもいい。それより時間がないんだ。急げ。とにかく、常に最短・最善の効率厨であり続けろ。そうじゃないとゼンドートに勝てない』
自分の悲鳴は当然として、誰かの感情や感想すらそぎ落として、
ただひたすらに、ゼンドートを殺すための最効率を追い求める。
センは止まらない。
ここまで休むことなく駆け抜けてきたが、
まだ、センは一切休むことなく、次のダンジョンに向かう。
※現時点で集まっている味方と、アイテムと、その所有者。
「99番(死と隣り合わせのレミング)」
「3番(エキドナの拷問剣)(アリアドネのヒモ)(ジェノサイドデス)(暴走機関銃ポリ)」
「アバターラ(超神聖水3つ(召喚時間+5分)(3体召喚)(ダンジョン魔王と存在値が同じになる))」
「7番(終焉の海)」「5番」「10番」
・魔王「パリピーニャ」「ゼラビロス」「マパネット」
・セン保有アイテム
「17番」
「神眼モノクル」「超神聖水(2体召喚)」
「アバターラの指輪」「エグゾギア」「アスクレピオスの杖」
「サマエルの鎖」「メタトロンの甲羅』
「サンダルフォンのサンダル」「メリークルシミマス/Lカスタム」
「アザゼルの足枷」「ラファエルの楔」「ベリアルの首輪」
「ウリエルの義眼」「ガブリエルの人工心臓」
★
最終フロアのダンジョン魔王は、『ダンジョンをクリアするたび』に『どんどん存在値が爆上がりしている』が、道中の雑魚モンスターの強さはまったく変わらないため、ザコ討伐が本格的に『無意味な作業ゲー』と化していた。
(この、最終フロアまで降りている時間……マジで時間の無駄だわぁ……俺は非生産的な時間が、あいつより嫌いなんだよ。あいつってのが誰かまったく思い出せないが……なんか、俺、すげぇ嫌いなヤツがいた気がするんだよなぁ……)
昨日発表したタイトル「転生文学」はラ○メン大学みたいなノリで、
ガチで文学をする気はないですw
あくまでも、センエース神話的エンタメです。
センエースと転生文学で韻を踏めているがこだわりポイントですね。




