表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神K章 センエース。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5747/5926

53話 ハンパじゃないポテンシャルの美女たち。


 53話 ハンパじゃないポテンシャルの美女たち。


 ダンジョン魔王は玉座から立ち上がり、パチンと指をならす。

 すると、玉座がスゥっと地面にとけていった。


「――私のダンジョンを荒らす者よ……覚悟はいいな」


 簡素な言葉で威圧をかけてくる魔王。


 その言葉をゴングにして、

 3番と99番は突貫した。


 前衛は99番。

 すさまじく俊敏な動きで魔王相手に、回避タンクとダメージソースの役割をこなす。

 3番は中距離から、デバフの魔法を行使する。

 凶悪な『呪縛』で魔王を足止めしつつ、得意の領域魔法で、魔王にスリップダメージを重ね掛けしていく。


 見る見るうちに、魔王のHPが減っていく。

 ダンジョン魔王は、どうにか抵抗しようとするのだが、

 99番と3番の連携が完璧すぎて、ほとんど完封レベルで抑え込まれてしまう。


 その様子を、『後方腕組み彼氏』状態で観察していたセンが、ボソっと、


「なんか、強ぇな。……あの二人、想像の39倍ぐらい強いんだが……」


 『エキドナの拷問剣』と『死と隣り合わせのレミング』は、

 『最魔王化』が使えるだけではなく、

 『装備者の資質を底上げする』という効果もある。


 その資質底上げ効果は、『当人のポテンシャル以上の強化は無理』という縛りがあるため、センは『言うて、そこまで強くならないだろう』と思っていたのだが、


「あ、死んだ」


 とてつもなく強化された3番と99番は、

 鬼のように強い魔王を、ほとんど秒殺してしまった。


 2人は、ズタズタになった魔王の死体から距離を取り、


「99番、油断するなよ。第二形態になるかもしれない」


「油断なんかするか、ナメるな」


 一切、警戒心を怠ることなく、魔王の死体を睨みつける。

 すると、案の定、魔王の死体がグニグニと動き出す。


「やはり、第二形態か……99番、行け。サポートする」


「命令するな。今の私に命令できるのは17番だけだ」


 言い合いながら、二人は速攻をしかける。

 第二形態に変形しきる前にボッコボコにしていくスタイル。


 その結果、第二形態化が完了した時には、すでに瀕死の状態の魔王。

 第一形態よりも、だいぶゴツい『巨大な鬼』の魔王になったが、


「ぎゃああああ!」


 ほとんど登場と同時に、99番に首を刈り取られて、あえなく死亡。


 『第三形態になるかもしれない』と警戒する二人だが、

 しかし、魔王の死体は、そのまま宝箱に変化した。


 圧倒的な強さを誇る二人を尻目に、

 後方腕組み彼氏のセンは、心の中で、


(……あの鬼型魔王は、決して弱くない)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
39… もしかしたら… くる…かぁ? いや、うーん… きて欲しい気持ちと流石に来ないやろな気持ちがせめぎ合ってる
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ