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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神K章 センエース。

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13話 あなた様こそ最強!


 13話 あなた様こそ最強!


 ゼンドートの高速の一閃を、

 センは、ギリギリのスウェーで回避する。


 ギリギリすぎて、ノド仏がサクっと切れた。

 センは、ドクドクと首から流れる血に触れながら、


「剣の腕前も素晴らしい! さすがは天下のゼンドート伯爵! あなたが大公になる日は近いでしょう。いや、もはや、あなた様は、この都市の神である女神ユウガをも超えている! あなた様こそが、この世界の女神!!」


「……この僕を女扱いするとは……どこまでナメれば気がすむ」


「最近は、男と女で区別しちゃいけないらしいですよ。なんでか知りませんが。……『差別しちゃいけない理由』は分かるんですが、『区別しちゃいけない理由』が、アホの僕ちんでは、全然分かりやせんで、困っているところでげす。僕ちん、将来的には、女湯の女子便でうんこしなきゃいけないのかな? やだなぁ」


「命令だ。攻撃を避けるな。黙って死ね」


 そう言って、また剣をふるうゼンドート。

 すさまじい速度。

 17番の身体能力を考えれば絶対に避けられない神速。


 だが、『セン(17番)』は、

 『だからこそ意味がある』とでも言いたげな顔で、

 先ほどのゼンドートとの闘いで研ぎ澄ませた神経の全てを、

 さらに鋭利に削り落とし、

 ギリギリのギリギリで、

 ゼンドートの剣を回避する。


「ぶふぅ……」


 極限の集中で止めていた息を吐いて、

 センは、ゼンドートに、


「本当に素晴らしいですね。あなたは間違いなく、この巨大都市ユウガで最強だ」


「……」


「そんなあなたが、俺ごときにビビるなんて……あってはいけないこと。それこそ、不敬だ。そう思いません?」


「そのイカれた物言い……どうにかならないのか? イラついて仕方がない」


「こんなものは、ただの病気ですよ。アホが寝言をほざいているだけ。無駄に気にするだけ、あなたの格が堕ちます」


「……はぁ」


 ゼンドートはため息をついてから、剣を治めて、

 センの『切れている首』に回復魔法をかける。


 さほど深い傷でもなかったので秒で治った。

 センは、


「マジ、感謝っす」


 と、軽薄を煮詰めたような言葉を口にしつつ、


「それで、ゼンドート閣下。『お話』とは、なんですか?」


 スルっと本題に移行していく。

 もともと、この貴賓室にはケンカをしにきたのではない。


 ゼンドートは、一度、セキをはさんで、喉を整えてから、


「……先ほどの、君の拳には、『本物の質量』が込められていたように思う。君には『魔王特効という特異性』以外は何もなかったはず。……見た目通りに幼く脆弱で頭が悪い、一低級召喚士に過ぎない君が……どうやって、あれほどの武を身に着けた?」


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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
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