表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神J章 善と道徳。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5688/5968

16話 エースになるやも。

明日、自作コミカライズ版33話を配信します!

それを記念して、明日は1日10話投稿!


明日から、本編で、色々と起こります!

コミカライズ版も本編もだいぶ面白く仕上がっているので、

ぜひ、楽しんでいただきたい(*^-^*)


センエース神話は、まだまだここから面白くなるのです( `ー´)ノ


 16話 エースになるやも。


(貴族が白と言えば黒も赤になる……そういうものだよね)


 と、ボクが、心の中でボケると、モンジンが、


(そうだね~)


 渾身のボケを軽く流されると辛いものがあるなぁ……


「猿の20番……教導係のカルシーン伯爵から、君の話は聞いている。爆発的に成長をしており、仮にこのままのペースで強くなり続けた場合、将来的には、魔王討伐隊のエースになるかもしれない、と」


「エース……いえ、そこまでは……さすがに……」


「謙遜しなくていい。僕は、君の『執行部に登録されている過去の記録』にも目を通している。先月に登録された君の存在値は13。だが、今の君は……43。これほどの短期間で、ここまで成長した者を、僕は他に見たことがない。本当に異常なペースだ。その上で、まだ伸び代があるというのが、カルシーン伯爵の見解。素晴らしい。君は天才だ」


「あ……ありがとうございます」


「君にも大いに期待している。ぜひ、魔王討伐隊のエースになってくれたまえ。そして、共に、魔王を討ち滅ぼそうではないか」


「……はい」


「二人とも、下がっていい。訓練開始時刻まで、休んでいなさい」


 言われて、ボクらは、一度、同時に深く頭を下げてから、

 ゼンドート伯爵に背を向けて、小走りに、運動場の隅へと向かう。


 だいぶ離れたところで、

 ミケが、ボクにだけ聞こえる声で、ひそひそと、


「ゼンドート伯爵は『かなり変わった性格をしている』と聞いていたが……話してみると、かなり真っ当な、普通に優しい貴族だったな」


 などと、病的にズレたことを言ってきたので、ボクは、


「バカか、20番。君は本当にバカだな、20番。世界中が君のレベルに落ちたら、この世の終わりだぞ、20番」


「俺はもう奴隷じゃない。ナンバーネームで呼ぶな」


「おっ、ゼンドート伯爵が相手だと否定しなかったのに、ボクが相手だと否定するのか」


「当たり前だろ。ゼンドート伯爵は尊敬すべき上位者だが、お前は見下していい格下のゴミなんだから」


 ナメたことを……

 てか、ゼンドート伯爵を尊敬って……それは、人としての禁忌だぞ。

 命に対する冒涜と言ってもいいかもしれない。


 そこで、ボクは、コホンとセキをはさんでから、


「ミケ、君は、ゼンドート伯爵をまるで理解していない。あの人は本当に怖い人だよ。少なくとも、ボクが知る人間の中で、最凶だ。最も強いじゃなく、最も縁起が悪いって意味な。ここは、あえて『演技が悪い』と言ってもいいかも」


「伯爵は、一貫して、まともなコトしか言っていなかったと思うが?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ