表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神J章 善と道徳。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5684/6040

12話 夢の0点へと続く遠い道のり。


 12話 夢の0点へと続く遠い道のり。


 巻藁を殴り続けたことで、

 拳にかなりのダメージを負ったけれど、

 ただ、ちょっとだけ……コツみたいなものを掴むことが……

 できたとは言い切れないけれど、

 まあ、でも、まあ……うん……

 みたいな感じのアレ味を感じなくもない今日この頃みたいな流れで――


(なんて?)


(うるさいな。ボクだって、かっこよく『コツを掴んだ』っていう締めくくりにしたかったけど、コツなんて、さっぱりつかめなかったんだから、ごまかすしかないだろう)


(そう悲観するな。多少はマシになっていたぞ)


(え、ほんと?)


(ああ。100億点満点中のマイナス200点だった奴が、マイナス197ぐらいになった感じだ)


(もう……色々、ピンとこないよ……数字が、プラスにもマイナスにも込み入りすぎていて……)


(この調子で二カ月ぐらい頑張れば、夢の0点になれるぞ。やったね、17番ちゃん、家族が増えるよ)


(その『雰囲気だけで喋る』の、やめなよ)


(誰が言うとんねん)


(ボクの戯言と、君の妄言には、明確な差がある気がする。言うまでもなく、君の方がヤバい。ボクは自分のイカれた部分を自覚しているけど、君は、自覚しているフリをしているだけで、本質的には、自分の異常さを理解していない気がする。絶対的に、ボクの方が、まだマシ)


(お前と俺は同じだ。巨大な愚かさを振りかざしてエゴを叫んでいる。方向性が違うだけで、根っこは何もかわらねぇ)


 ★


 《雅暦がれき1001年7月21日朝》


 今日も、とてつもない筋肉痛。

 それだけじゃなく、『皮がめくれた拳』も痛い。

 けど、ベッドから起き上がるために浪費した時間は5分で済んだ。


「うぎ……」


 全身の『細胞爆発みたいな痛み』は継続している。

 ただ、少しだけ、その質が変わってきた気がする。

 筋肉の密度が増した感じ……


 前世の世界における人間の体と、この世界における人間の体には、

 『超回復の頻度と速度と品質』に差がある気がする。

 いや、これに関しては気のせいじゃなく、事実だと思う。


 そこで、モンジンが、ボソっと、


(これは、おそらく回復魔法の影響が長期的に蓄積された結果だろうな。損傷組織に対する細胞レベルの再構築――いわゆるリモデリング過程の進行速度が、通常のヒト組織よりもはるかに高速化している。筋線維のマイクロダメージに対して、通常なら炎症期・再生期・リモデリング期といった段階的回復プロセスを経るわけだが、この世界の肉体は、その各フェーズが異常な短期間で推移している)


今週土曜日、

『悪の魔王使い17番』が『正義の化身ゼンドート』にボコられて堂々の大団円!

長かった17番の物語も、ついに最終話!

今まで本当にありがとう!


そして、自作コミカライズ版33話も配信予定!

それを記念しての一日10話投稿!


自作コミカライズ版も勿論ですが、今週土曜日は、とにかく本編が面白い!

今週、あなたは、本物の『正義』を知ることになる!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ