表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神I章 さいごのまおうのせかい。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5667/5958

174話 ボク、いっつも泣いてんな。


 174話 ボク、いっつも泣いてんな。


 何してんだ、マパネット……と、思っていると、ゼラビロスが、


「ほう。ウルトラインセクト化を果たしたか。随分と珍しい場面に出くわしたな」


 ウルトラインセクト……ってなんだっけ……

 なんか、前にどっかで聞いたことがあるような、ないような……


(マジか、お前。ダンジョン探索している時に教えてやっただろうが。虫種のモンスターは、ごくまれに、特殊進化をして強くなることがあるって。マジで、どんな記憶力してんだ)


(一回聞いただけで覚えられる頭脳があれば、ボクは、バカ公立の東高じゃなく、超進学校の赤高に行っていたよ。偏差値が低い人間に、質の高い記憶力を求めないでくれ)


 授業を一回聞くだけでも覚えられる人もいるそうだが、

 ボクはそうじゃない。


 なんて思っていると、

 ゼラビロスが、


「ウルトラインセクト化を果たしたといっても、元がネオカマキリでは話になるまい。所詮は――ぬぉっ!」


 話している途中で、『ネオカマキリ・ウルトラインセクト(マパネット)』が、

 ゼラビロスの腹部を、カマで切りつけた。


 すると、魔王が、


「がはっ」


 と、血を吐きだした。


 ……いや、あの、魔王くん達さぁ……勝手に、色々やるの、やめてくれない?

 やりたいこと、なんとなくわかったけど……ボクを置き去りにするのはやめてくれ。

 蚊帳の外すぎて、泣きそう。

 ……ボク、いっつも泣いてんな……


 ――ゼラビロスは、斬られた腹部を押さえながら、


「……ほう。素晴らしい。私のボディに傷をつけ、さらには複数の状態異常効果を付与してくるとは。……なかなかレジストしきれない、この感じ……まさか、貴様は、召喚獣をカスタムするスペシャルだけではなく、魔王特効のスペシャルも持つのか?」


 なんか、どんどん話が進んでいる。

 え、これ、肯定すればいいの?


 ……するよ?

 その設定、丸のみするからね。


(いや、待て、17番。知らなかったことにしろ)


(へ?)


(もし、お前が、自身の『魔王特効』に関して知っていた場合、なぜ、それを試験の場でアピールしなかったのかという話になる。……『言っても信じないだろうから』という言い訳もできるが、少し弱い)


(あ……はい。かしこまりました)


 なんか、ボク、ただの操り人形だな……

 なんとなく、船○吉兆の記者会見を思い出す…… 


 ボクは、コホンとセキをして、喉を整えてから、


「いや、ボクに、魔王特効のスペシャルとかは……ないんじゃないかなぁ……少なくとも、ボクは、自分がそれをもっているとは認識していないんだけど……」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ