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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神I章 さいごのまおうのせかい。

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・センエース誕生日記念のプラスアルファ

挿絵(By みてみん)

自作コミカライズ版32話配信中!

そして、今日はセンの誕生日

それを記念しての一日10話投稿!!

プラスアルファ!

挿絵(By みてみん)


「誕生日だからって、一緒に踊ってもらえると思わないでくだちゃい」


「なんも言うとらんがな」


「なんで、この『世界一の女神』であるオイちゃんが、お兄なんかのために正装しないといけないんでちゅか。ふざけないでくだちゃい!!」


「……なんで、誕生日に、理不尽極まりないバチ切れをくらわにゃならんのだ……」


「毎年、毎年、誕生日のたびに、朝から晩まで、買い物だの、食事だので拘束されて、たまったもんじゃないでちゅ! オイちゃんは、絶対にお兄を許さない! 絶対にだ!」


「俺から頼んだことは一回もないんだけどなぁ」


「なんでちゅか、その言い草! まさか、迷惑だとでもいう気でちゅか! くびり殺しまちゅよ!」


「……いや、ありがたいとは思うんだけど……毎年、毎年、絶対に、この謎の罵声から始まるのがなぁ……」


「お兄は、本当に、幸せ者でちゅねぇ。オイちゃんほどの女神に毎年祝ってもらえて。あー、うらやましい」


「2垓年も生きていると、誕生日とかどうでもよくなるけどなぁ……」


「この何より大事な日を、どうでもいいなんて絶対に言わせない! 絶対にだ!」


「何より大事な日ではねぇ。確実に」


「今日という日は、『お兄のすべて』よりも、大事なんでちゅよ!」


「……『俺の全部』というファイルの中には、『俺の誕生日(今日)』が含まれているんですが、それは……」


「でも、実際、センエース生誕祭は、世間的には、一大イベントでちゅよ。第2~第9アルファのあらゆる場所で、大規模な聖誕祭が開かれていまちゅ」


「それ、ほんと勘弁してほしいぜ、マジのガチで。世界規模の誕生祭なんて、クリスマスだけで十分だってのに……」


「あっちもこっちも浮足立って……この超大規模・聖誕祭と比べれば、『第一アルファのクリスマス』なんて『田舎の盆踊り』みたいなもんでちゅ」


「その例えは、ちょっとよくわからんが……」


「オイちゃんも鼻が高いでちゅよ。自分の弟子が、こんなにも、みんなから愛されて。ま、『一般民衆の、お兄に対する愛』なんて、『オイちゃんの愛情』と比べれば、『田舎の盆踊り』みたいなものでちゅけど」


「その天丼は、あまりにも高度すぎて、俺では、とてもじゃないが、さばき切れないねぇ。どういう意味か、解説お願いしてもいいすか?」


「それが分からないから、お兄はいつまでたっても童貞なんでちゅよ」


「絶対に関係ねぇだろ」


「めちゃくちゃあるだろうがぁ、ぼけぇ、かすぅ!」


「すげぇキレるじゃん……誕生日の主役相手に……我、本日の主役ぞ」


「キレてないでちゅよ、オイちゃんをキレさせたら大したもんでちゅよ」


「お前、実際、『他人に感情をむき出しにしたりしない女』なのに、俺に対しては、頻繁にキレるよな。なんでなん?」


「決まっているじゃないでちゅか。お兄のことが、世界で一番嫌いだからでちゅよ」


「知らんと思うけど、実は俺、今日、誕生日だから、あまり強い言葉で傷つけないで。せめて、今日ぐらいは優しくして」


「オイちゃんのかわりに、みんなが、盛大に祝ってくれているから、それで十分でちょう。これほどの規模のお誕生日会を開いてもらえる男は、いくら世界広しといえど、流石に、お兄だけでちゅよ」


「……『誕生日を祝日にされる』という、この『高度すぎるイヤがらせ』、マジで、どうにかやめさせたいんだけど、どうしたらいいかな?」


「どうしようもないと思いまちゅよ。というか、今後、どんどん、ゼノリカの支配領域が拡大していくから、やめさせるどころか、確実に膨らんでいきまちゅ。やったね、センちゃん、聖誕祭の規模が増えるよ」


「あのゼノリカとかいう反社組織、マジで、イカれているよな。なにが世界政府だ。どの角度から見ても、異常カルト集団でしかねぇ。……エグいイヤがらせばっかりしてきやがって。『地上げしているときのヤクザ』よりもタチが悪いぜ。こうなったら、もう、殲滅するしかないか……」


「いいでちゅね。やりまちょう。今すぐやりまちょう。汚物は消毒だ! ゼノリカなんてクソくらえ」


「……世界一のレディが、そんなお下品な言葉、つかわないの」


「お兄に協力するとか、ヘドが出まちゅけど、ゼノリカを壊滅させるときだけは、全力で手を貸しまちゅから。期待していてくだちゃい。オイちゃん、マジでゼノリカのことが、死ぬほど嫌いでちゅから」


「一つ確認なんすけど……『俺にもしものことがあったら、姉さんがゼノリカのトップを担う』……っていう約束、覚えてますよね?」


「え? あー……あー、はいはい、なんか、『それに近いようなこと』を、どこかで誰かに『言われたような気がしなくもない』でちゅけど、でも、まあ、錯覚でちょう」


「俺の『人生をかけた願い』を、錯覚で片付けないでよ、マイマスター」


「そんなことより……さあ、踊りまちゅよ」


「盆踊りを?」


「知っていまちゅか、お兄。どうやら、本来の盆踊りは、乱交パーティ的なエロイベントらしいでちゅよ」


「ぁあ、その逸話なら聞いたことがあるな」


「オイちゃんとマンツーマンで乱パしたがるなんて、どういう神経しているんでちゅか! 師匠の顔が見たいでちゅよ! この変態! 鬼畜! ロリコン!!」


「……まず、タイマンで乱パできねぇだろ? で、俺の師匠は、あんただろ? で、姉さんは、峰不○子が五度見する長身ボンキュッボンだから、姉さんとの情事を望んでもロリにはならんよね。……多いよぉ。さほど長くもないセリフの中に、山ほどのボケを詰め込まないでよぉ……」


「今日が誕生日で幸いでちたね。そうじゃなかったら、不敬罪で殺しているところでちた。良かったでちゅね、首の皮一枚繋がって。慈悲深いオイちゃんに感謝しながらクツをナメなちゃい、このブタ野郎」


「……なんで、俺、こんなに嫌われてんだろう……ここまで嫌われるほどの事はしていないはずなんだけどなぁ。姉さんのことを命がけで助けたことはあっても、嫌われることは一つもしてないはずなんだけどなぁ」


「お兄、誕生日プレゼントとして、特別に、何でも言う事聞いてあげまちゅけど、どうしまちゅ?」


「え、マジ? じゃあ、俺が死んだらゼノリカのトップになるという約束を思い出して」


「くそがぁあ!!」


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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
明らかに画力が上がってる。あとセンって頻繁にタイムリープしてるせいで肉体の年齢がわかんないんですけど何歳なんですか?
「この超大規模・聖誕祭と比べれば、『第一アルファのクリスマス』なんて 『田舎の盆踊り』みたいなもんでちゅ」 ↑ まぁ信徒の数が全然違うから仕方ないね。単純に人口の話 ゼノリカの歴史はキリスト教より長い…
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