表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神I章 さいごのまおうのせかい。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5596/6046

104話 なかなかいい毒魔法。


 104話 なかなかいい毒魔法。


 血を吐いたのは、3番とカルシーン伯爵の二人だけじゃない。

 ボクと7番もゲフっと血を吐きだす。

 金属の味が舌の奥に広がった。

 肺の奥まで熱を持った毒素が流れ込み、体の芯から焼かれるようだった。


 そこで、ボクの中にいるモンジンがボソっと、


(……『毒毒毒霧どくどくどくむ』と『黒龍毒こくりゅうどく』か。なかなかいい毒魔法を使ってくれるじゃねぇか……)


 喉が焼けるように痛い。

 口から荒い息が漏れる。

 耐えられないほどじゃないけど……このままだと、10分ぐらいで死にそう。

 手足の末端が冷え、意識の端がジリジリと削れていく。

 毒というより、何か別の……『命を削る呪い』にすら思えた。


 視界がじんわりと暗くなり、足の力が抜けた。


(モンジン……ど、どうしよう……)


(不幸中の幸いで、この毒は『質が悪い』から、即死はしねぇ。……いや、正確に言うと、そこまで低品質ってわけじゃなく、『定数ダメに特化しているだけ』なんだがな。定数ダメ特化にしておけば、ダメージ量は少なくなるが、同格や格上相手でも、最低限は削ることができる。彼我の数値差を考えれば、単発ダメージ特化にした『普通の龍毒』で攻撃した方がいいんだが、魔王はバカAIってわけじゃねぇから、おそらく、そういう攻撃手段は持っていないんだろう。定数ダメでちまちま削っていく耐久嫌がらせビルド――)


(細かい分析はどうでもいいから、とにかく、どうすればいいか……教えて……やばい、フラついてきた)


(ゼラビロスは回復系の魔法も使える。その程度の毒を処理するのは難しくない。だが、3番たちの目がある現状で、魔王を召喚したくはない。あいつらが気絶したタイミングで魔王を召喚するぞ)


(うぇっ……も、モンジン……もう、そういう計算とかいいから……今すぐ魔王を召喚して、回復して……これ、しんどい……)


 ……この世界に転生する前、日本にいたころ、一度、近所のスパ銭で『30分サウナチャレンジ』という無謀に挑戦したことがあるけれど、今は、あの時の倍ぐらいしんどい。

 全身が熱くて、うまく息ができない。

 はやく、この苦しみから解放されたい。


(17番、大丈夫だ、そのダメージ量じゃあ、まだ死なない。全然、余裕だ)


(余裕じゃないよ……死ぬって、これ……気絶する……)


(その程度の苦しみは、俺がこの前のダンジョンで味わった『超神聖水』の苦しみの700億分の1ぐらいだぞ)


(しょ、小学生か……っ)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ