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25話 地下迷宮探索。


 25話 地下迷宮探索。


 とにかく出世しまくって、問題なく、この世界で幸せに生きられるようになったら、そこからは、モンジンの記憶と体を探して、ボクの中から出ていってもらう。

 ……これで大団円だ。

 完璧なトゥルーエンディング。


(で、17番よ。ここから、お前はどうやって成り上がるつもりだ?)


「うん……まずは、『地下迷宮の探索』に応募してみようかなって思っているんだ」


 この巨大都市ユウガには、全部で100以上の『地下迷宮ダンジョン』が存在する。


 地下迷宮は『大量のモンスター』が出現する危険な場所。

 地下迷宮の最奥には、『すごい宝が眠っている』というウワサだけど、道中のモンスターが強すぎて、まだ誰も踏破できていない。


 ちなみに『モンスター』は、『魔王』と比べたら弱いけど、そこらの人間より遥かに強い。

 地下1階や地下2階に出てくるのは『存在値20~50ぐらいのモンスター』だけど、それより下になると、『存在値100ぐらいのモンスター』もバンバン出てくるらしい。

 存在値100っていったら、カルシーン伯爵と同じぐらいだ。

 上位貴族と同じ力を持った化け物がたくさん出てくる魔の巣窟……それが地下迷宮ダンジョン

 そりゃ、誰もクリアできんわ。

 あまりにもエグすぎる。

 しかし、だからこそ、『クリアできたあかつきには、とんでもない宝が手に入る』というウワサの信憑性しんぴょうせいが担保されるというもの。


 ……地下迷宮の入り口は、全て、『執行部』によって厳重に管理されているから、勝手に入ることは出来ないけど、条件をクリアして、正式に申請して、相応の金を払えば、挑戦することは可能。

 ボクの場合、条件はクリアしている。

 あとは金だけ。

 確か……50万だったかな……

 昔のボクにとっては目がくらむ大金だけど、

 今のボクなら余裕で払える。


「魔王の力があれば……地下迷宮をクリアすることもできるかもしれない。最奥に眠っているというウワサの『すごい宝』ってのが、本当にあるなら……それを手に入れて、今後の糧にしようと思う」


(魔王を召喚できるのは5分が限界だぜ? 5分でダンジョン攻略いけるか?)


「パリピーニャがその気になれば、存在値100のモンスターが相手でも、秒殺できるでしょ。『モンスターを倒す一瞬だけ召喚する』……っていうのをうまいことやれば、行けるんじゃないかなぁって思うんだけど……」


(お前、もしかして、そのプラン……パリピーニャを使いたくて考えたんじゃないか?)


 ぎくっ。



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