表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神I章 さいごのまおうのせかい。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5511/6047

19話 客人。


 19話 客人。


 《雅暦がれき1001年7月11日》


 ボクの名前は猿の17番。

 最近、小金持ちになって、『S1』にランクアップした奴隷だ。


「いい天気ですね、先輩」


 この能天気美少年は蛇の9番。

 同じ飼い主ポルに飼われている後輩奴隷。

 こいつも、最近、小金持ちになって『S1』にランクアップしている。

 Sランクの奴隷は、飼い主と『休日に関して交渉する権利』を得る。


 奴隷の休みは、『女神法で決まっていること』なのだが、基本、週に1回。

 だが、S級になって、飼い主と交渉すれば、週2回以上休むことができるようになるのだ。


 交渉できる権利があるとはいえ、基本的に週2の休みを勝ち取るのは至難の業。

 だが、去勢してからのオッサンは、『仕事に対する意欲』が以前よりもはるかに低下しているので、『ボクと9番の分二人合わせて100万』を払うだけで、完全週休二日を承諾してくれた。

 以前は、ボクが休みの日もバリバリ働いていたオッサンだが、これを機会に、自分も週に2日は休むようにするとのこと。

 ……やる気なくしすぎだろ。


 まあ『どうしても女の奴隷が欲しい』という性欲処理目的のためだけに頑張っていたオッサンだから、去勢された今となっては、やる気を失うのも当然と言えば当然か。



 ★



 ――というわけで、今日は休みの日。


 9番と一緒に、朝から、馬小屋の寝床に転がって、ボォっと怠惰たいだに過ごしつつ、

 『さて、今後、どうやって成り上がっていこうか……』 

 と、じっくり考えていると、


「……ん?」


「どうしました、先輩」


「……誰か来た」


 奴隷のボクらに用がある人間など基本いないし、

 オッサンも友人が少ないので、基本、ウチの家は、尋ねてくる人が少ない。


 『客人』を珍しがって観察してみると、


「……ん、あの女は……」


 見覚えがあった。

 この前、ボクがウルベ卿に腕を切られた時……一緒にいた、黒髪翠眼の女従者。

 その後ろには、ボクと同年代ぐらいの奴隷ヤンキーが一人。


 距離が近くなったことで、向こうも、ボクに気づいたようで、


「あんた……この前、ウルベ卿に腕を切られた奴隷のガキ……」


「ど、どうもぉ。お久しぶりですぅ……っていうほど、時間はたっていませんかねぇ」


 などと挨拶しつつ、

 ボクは寝床から起き上がって、

 揉み手しつつ、


「えっと……ウチのポル様に何か御用で?」


「……『猿の17番』は……あんたか? それとも、そっち?」


「猿の17番は、ボクですねぇ。え、もしかして、ボクに何か御用で? ……また、ボク、何かやっちゃいました?」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ