表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神H章 200年。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5467/6052

74話 なんで、この場で一番苦しんでいる俺が、めちゃめちゃ他人のお前らを、助けないといけないんだ。社会をナメんなよ。

挿絵(By みてみん)

自作コミカライズ版30話配信中!

『さいごのまおうのせかい』の投稿記念として、今回は無料配信中!

(※下のリンクから、直接30話をダウンロードできるページに飛べるようにしてあります)

それを記念しての一日10話投稿!!


本日の6話目。


 74話 なんで、この場で一番苦しんでいる俺が、めちゃめちゃ他人のお前らを、助けないといけないんだ。社会をナメんなよ。


 蝉原が得意としている必殺の一撃が、センキーの顎に炸裂。センキーを浮かせたセミガニャルは、ここぞとばかりに、華麗なる殺神拳の連打をぶちこんでいく。トウシというCPUを失った今のセンキーに勝ち目はゼロだった。ボッコボコにされている中で、センキーは、

 『『『『『『『『……助けて……』』』』』』』』

 セミガニャルの中にいるタナカたちから、無数のSOS念波を感じとる。


 どうやら、セミガニャルの拳に『念』を乗せて、メッセージを送ってきている様子。

『たすけて』『どうか助けて』『苦しい』

 膨大な量の念波を送られて、普通にイラっとするセン。

 セミガニャルに殴られて、その痛みがハンパなくて、それだけでも泣きそうなのに、

 拳の痛みに乗せて『助けろ』『助けろ』と脳内で連呼されてしまえば、

 そりゃ、当然、腹が立つというもの。


「ふざけんな、ゴミどもぉ……助けてほしいのはこっちだぜ。てめぇらがどんだけ苦しんでいるか知らんけど、ご覧の通り、俺の方がボッコボコにされていて、絶対に、俺の方が苦しんでいる。なのに、なんで、この場で一番苦しんでいる俺が、めちゃめちゃ他人のお前らを、助けないといけないんだ。社会をナメんなよ。ハッキリ言っておくが、お前らは、俺にとって、『嫌いな知人の親戚』だからな。助ける義理なんて、マジで一ミリもねぇんだよ。むしろ、率先して不幸になってもらいたい! 『交通事故に遭ってほしい』とまでは思わんが……『大事な受験の日に電車が遅れて浪人生活に突入してしまう』ぐらいの不幸には遭ってほしい!」


「とかなんとか言っているわりに……また、あれこれ、田中家一同を救うために、いろいろと考えているように見えるんだけれど、それは気のせいかな?」


「気のせいに決まってんだろ。俺をナメんなよ」


「誰もナメちゃいないよ。君をナメられる者なんて存在しえない。君をナメるバカを見つけたら、俺が率先してぶんなぐるよ」


「お前はどういうスタンスなんだ……」


「君に対する警戒心と愛情が、俺に無茶をさせる。ここ最近はずっとそう。俺の狂い方を……その愛を……君にも愛してほしいと思っている」


 などと、意味不明なことを供述しつつ、

 セミガニャルは、自分の腹部に、右腕をブスっと突っ込んでいく。

 そして、自分の『中身』をぐちゃぐちゃにかき混ぜて、


「システムとしての機能は確立させた。連結思考の接続は、オートでも問題なく機能している。もう田中どもの意志や感情は必要ない。残しておいた方が『ブーストがつく場合』が多々あるけど……それよりも、俺とセンくんの感情を優先させる。だから、田中たちには、CPUとしてのスペックだけを残したソウルレリーフになってもらう。ようするには……死んでもらう」


「おい、蝉原ぁ! やめろぉお!」


 瞬間湯沸かし器的に秒でブチ切れたセンキー。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ