58話 感情の炎。
58話 感情の炎。
『トリデの異次元砲』を飲み込んだ閃拳が、――まるで、小学生相手に『本気の張り手』を決め込む『頭おかしい横綱』みたいに、道理やマナーを無視した、グロ映像みたいな暴走で、トリデの全部を、
「うぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!!」
豪快に押しつぶした。
ゴリゴリにすりつぶされていくトリデの全部。
本来であれば……魂魄もろとも完全に消え去ってしかるべき……
なのだが、
しかし、
「ぜぇ……はぁ……はぁ……うぇ……ぐぇ……はぁ……ぅうう……」
一度、カケラだけになって、
グチャグチャに、とろけたエキスみたいになって、
けれど、それを『倍速の逆再生』みたいな勢いで再結集させて、
トリデは、再度、自分の外殻を形成すると、
鋭い視線で、
センのことを、ゴリゴリにニラみつける。
その、あまりにも無敵がすぎるムーブに対して、
センは、
「キモいなぁ、お前……殺されたんなら、ちゃんと死ねよ」
と、そんな言葉を口にするセンに、
トリデは満身創痍で、息も絶え絶えで、しかし、それでも、
「センエース……輝木を……最後の最後まで……守り抜けると……誓えるか」
しつこく、輝木に関する言葉を並べていく。
そんなトリデに、センは、まっすぐ、
「誓えるわけねぇだろ。先のことなんか知るか。つぅか、どうせ、俺なんか、どっかで誰かに殺されるか、無様に野垂れ死ぬだけだから、『最後の最後まで守る』とかは無理だろ、普通に、常識的に考えて。てか、マジで、お前の言動、バグリすぎてて、意味がわかんねぇんだよ。情緒、どうなってんだ。輝木をその手で殺しておいて、俺に『守れるか』だの、『愛しているか』だのって……何がしたいかマジでわかんねぇ。仮に、輝木をどうしても守りたいなら、てめぇでやってろ」
そんなセンの発言を受けて、
トリデは、初めて、その瞳に、
『感情の炎』らしきものを浮かべてみせた。
まじまじとよく見なければ分からない程度の、
小さく揺らめいているだけの火の粉。
その火の粉の意味を、
センは理解できない。
理解できる日がくるのかどうかすら分からない。
センが『トリデの中にある鬱屈』と向き合える日……
それは、少なくとも今日じゃない。
トリデは、最初に、小さく息を吸ってから、
大きく吐いて、吸って……というのを、何度か繰り返した。
その行動に対し、センは、
「なんだ? もしかして、アンガーをマネジメントしてんのか? そんなにムカつくことは言ってないはずだが? 俺は、『お前の鬱陶しい言動』に対し、『やりたきゃテメェでやれ』って打ち返しただけだぞ。むしろ、アンガー先生のスケジュールを管理しなきゃいけないのは、俺の方だと思うんだが?」
言葉を並べながらも、
センは『自身の奥底にあるエネルギー』をグツグツと、
ほとんど過剰なほどに、煮えたぎらせている。
『次の一手で確実に殺そう』と、心を燃やしている感じ。
『さいごのまおうせかい』
『ベース主人公のプロフィール』
・第一アルファでの名前『月光寺 時一』
・転生先での名前『猿の17番』
・誕生日『7月5日』
・成績『中の下』
・顔面偏差値『48』
・交友関係『シンプルに友人ゼロ』
・趣味『漫画、アニメ、ウェブ小説』
・性格『極めて平凡』
・好きなもの『魅力的な女性』
・嫌いなもの『胸糞』
・身体的特徴『中肉中背 ゴワゴワ黒髪 ちょいへちゃむくれ ちょっとだけ悪い目つき』
・属性『禁断祝福 奴隷雷龍』
・二つ名『使い捨てのバックアップ』
・得意技『被害者ヅラ 嘘 責任転嫁』
・好きな食べ物『寿司(大トロ) 焼肉(生レバ、ロース)』
・嫌いな食べ物『うどん 酢の物』
・得意な教科『現国 英語 世界史(得意というか、赤点は余裕で回避できるというレベル)』
・苦手な教科『物理、数学(ちょっと頑張らないと赤点回避できない)』
・好きな動物『猫 犬』
・好きな色『黒 銀』
・恋愛遍歴『皆無、バキバキ童貞』
・長所『メンタルは平均より上』
・短所『才能がない。初期能力が低い。目つきがちょっと悪い。美男美女に対する劣等感。童貞』
・血液型『A(AO)(父親がOで、母親がA)』
・好きな花「桜」
・学生時代の通知表『基本全部3で、苦手なものは2。教師からの本音寸評は「突出すべき点が何もないが、特に問題を起こすわけでもないので、正直、一番ありがたい生徒。おそらく、卒業したら、半年後には名前を忘れているだろう。友達はいないようだが、イジメられている様子は皆無。いてもいなくても同じ存在」』
・部活『帰宅部の補欠』
・一番好きなソシャゲは?「携帯ドラゴン」




