48話 必死になって逃げるんだぁあああ! お前だけ逃げろとか言わんから、一緒に逃げるぞぉお!! マジで、今の俺らじゃ、絶対に勝てんからぁああああ!
48話 必死になって逃げるんだぁあああ! お前だけ逃げろとか言わんから、一緒に逃げるぞぉお!! マジで、今の俺らじゃ、絶対に勝てんからぁああああ!
「あれはもしかして……砦サン?」
「そうだぁああ! あいつはやばい!! モブの皮をかぶった悪魔だ!!」
「センイチバン、そんなに心配しなくても、大丈夫ですよぉ。今の私は、かなり強いですからねぇ」
「知ってるぅうう! お前は強いが、砦は、お前の、ざっと8万倍ぐらい強い!! だから、血相をかえて、必死になって逃げるんだぁあああ! お前だけ逃げろとか言わんから、一緒に逃げるぞぉお!! マジで、今の俺らじゃ、絶対に勝てんからぁああああ! ここは逃げて、なんとか、どこかにいるであろうトウシと蝉原に応援を要請する!! あいつらが、ウムルごときの攻撃で死ぬわけねぇ! あいつら二人がいれば、どうにか――」
と、逃亡プランを叫んでいるセンの前に、
オメガ・ニャル=トリデサイゴが降りてきて、
「逃げられると……本気で思うか?」
と、静かな声音で、そう言ってきた。
センは、半ベソをかきつつも、
どうにか、ニッコリと笑顔をつくり、
指紋がなくなるほどの揉み手をしながら、
「いやぁ、トリデさん……相変わらず、カッコイイですねぇ。あなたのたたずまいには気品がある。何がどうとは言えませんが……とにもかくにも、出で立ちの格式がお高い! そんなあなた様ともあろう御方が、俺や、そこのチンケな小娘を相手にするなど、たとえ、私が許しても、おてんとう様が許しませんよ」
「……」
「というわけで、ここはいったん、御引き頂く形で、どうにか――」
センが、どうにかこうにか、この場を治めようと、口で奮闘している間、
トリデは、輝木に視線を向けていて、
「……心はないはずなんだが……本当に、鬱陶しい呪いだ」
ボソっと、誰にも聞こえない小さな声で、そうつぶやいた。
センが、
「え? はい? 何かおっしゃいましたか?」
と、尋ねたのと同じタイミングで、
トリデは、右手に膨大な魔力を込めて、
「……」
何も言わずに、目を閉じて、
センの心臓めがけて、右手を突き出した。
存在値の差を考えれば、確実に死ぬ一手。
「ぐっ、オメガバ――」
センがオメガバスティオンで防ごうとした、
その一瞬……
センを庇うように、
輝木が、センの前に飛び出し、
――トリデの『膨大な魔力が込められた右手』を、
その身で受け止めた。
ザグシュッ!
と、肉が割かれる音が響き渡って、
「ぐふっ……」
おぼれるほどの、大量の血を吐きだす輝木。
輝木の心臓を貫いたトリデは、
すぐに、輝木の胸部から右腕を引き抜いて、
プルプルと震えている『血だらけの右手』を見つめながら、
「……ああ、壊れていく……私の中の、何かが……私の中に、まだ私が残っている……信じがたいことだ……ありえないことだ……」
大量の血を吐いている輝木から目を背け、
ただの言葉を、愚痴のように吐き散らかすトリデ。
そんなトリデの視線の片隅で、
センが、死にゆく輝木を抱き留める。
クロッカ編のプロット、
クロッカが寿命で死ぬところまで、
しっかり丁寧に描き上げました(*^-^*)
『大枠(大木)』の流れは、去年の段階で出来ていましたが、
『中枠(枝)』~『小枠(葉)』の流れを、今回、描き上げた感じ。
あとは、完全に、その流れにそって執筆するのみ!
クロッカが死ぬところのプロットは、
その一文を見るだけでも、なんだか泣きそうになりましたね(>_<)
長い旅の一つが終わる感じで。
ちなみに最後のプロットはこんな感じ。
「クロッカが老いて亡くなる」
「クロッカが亡くなる時、????????う。?????????に込めて、???????にする」
「センもあとをおうように死ぬ。??????に、??????????す。そして、次の世界へ転生」
ゴールデンウイークイベントの「さいごのまおうのせかい」も、大枠の流れを完成させました。
漫画の方もしっかり制作中(今回から創り方を変えて、作業量を増やしたので大変w)!
本編は、ここから、盛大なクライマックスに突入!
センエース神話をとことん楽しんでもらうために、
絶賛、無茶を継続中!!
正直、だいぶきつい!
けど、がんばりますよ!
『センエースを読むこと』が『日課』『生き甲斐』と思ってくれる読者様がいる限り、
私はずっと、無茶をし続けます(*´▽`*)




