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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神H章 200年。

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43話 『センエースの今の肉体』は、反復練習がまったく足りていないので、『事態を好転させる起死回生の美しい一撃』……とはならなかった。


 43話 『センエースの今の肉体』は、反復練習がまったく足りていないので、『事態を好転させる起死回生の美しい一撃』……とはならなかった。


「合気……一閃……」


 なるべく『肉体のパワー』を必要としない技を厳選して放ったセン。

 筋力も敏捷性も足りない現状だと、どんな技であれ、だいぶしょっぱい威力になるのは間違いない。しかし、この合気一閃は、『麻痺や筋弛緩毒などで力が出せない時用』に開発したテクニカル重視の一閃。


 『センエースの今の肉体』は、反復練習がまったく足りていないので、

 『事態を好転させる起死回生の美しい一撃』……とはならなかったが、

 しかし、膨大な時間をかけて積み重ねた、技に対する知識と、

 類まれな、極限状態時の集中力を組み合わせることで、



「っっっ!! ぬぉおおっ!!!」



 ウムルの右腕を切り飛ばすことに成功した。


 ウムルは、切られた腕を見つめながら、


「まさか……バカな……この私の腕が……あんな、なんの力も持っていないガキに……ありえない……」


 放心した顔で、そうつぶやく。


 輝木の顔面を掴んでいた右腕が、センに切られたことで、腕力を失った。

 輝木は、すぐさま自分の顔面に残っているウムルの右腕をはぎとると、テキトーに投げ捨て、

 センに、


「はぁ……はぁ……あ、ありがとうございますぅ」


 と、そう言いながら、

 センの盾が出来る位置を陣取る。


 その行動を見てイラっとしたセンが、

 輝木の前に出ながら、


「輝木……変身できないお前に用はねぇ。とりま、武器だけおいて、ここから消えろ。あとは俺がやる」


「ありえないですねぇ」


「ありえるんだよ。てめぇの顔はキモいから、見ているだけでゲロが出そうだ。顔を直視していなくとも、近くにいられるだけで脳が溶けそう。俺は、殺人鬼みたいな目をした女が、死ぬほど嫌いでな。というわけで、とっとと失せろ。さもなくば、ウムルよりも先に、俺がお前を殺すぞ」


「かまいませんよぉ」


「……はぁ?」


「あなたを守ることの方が、あなたに殺されることよりも優先順位が上ですのでぇ」


「……めちゃくちゃサイコなこと言ってる……ヤバすぎ……」


 センがドン引きしていると、

 そこで、ウムルが、


「ワケのわからん力を持った、気色の悪いクソガキめ……確実に駆除してやる……っ」


 忌々しそうに、そう言ってから、センの背後に、秒速でまわり、


「死ね、ガキぃいい!!」


 そう叫びながら、

 『口が裂けている有名な妖怪』のように、

 でっかく口を開けて、

 ガブゥっとセンの頭を食いちぎろうとしてきた。


 ギリギリのところで、

 輝木が飛んできて、豪快にセンを庇っていく。

 『高速道路での人身事故』みたいな勢いで、センと輝木両方が吹っ飛ぶ。

 その勢いが凄すぎて、センの自室の壁は普通に破壊され、

 二人とも、外に放り出された。


 ウムルの食いちぎりからは逃れられたが、

 輝木の突進というえげつない衝撃を受けて、

 普通に腹から下がグシャグシャに崩壊しているセン。


「ごめんなさぁい……すぐに治しますからぁ」


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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
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