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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神H章 200年。

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7話 現状の実力差を考えると、圧倒的に私が有利なのに……殺し切れる気が、あまりしない……これは、あるまじき禁忌だ。世の理(ことわり)を完全に無視した理不尽。

挿絵(By みてみん)

自作コミカライズ版29話配信中!

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それを記念しての一日10話投稿!!


本日の3話目。


 7話 現状の実力差を考えると、圧倒的に私が有利なのに……殺し切れる気が、あまりしない……これは、あるまじき禁忌だ。世のことわりを完全に無視した理不尽。


 現状は、完全に詰んでいる。センに勝機は一切ない。そんな絶望的状況下で、砦は、センに両手を向けて、


「――祖となる神の異次元砲――」


 明白な絶望を放った。強烈な一撃。輝く照射。その凶悪すぎる一手に対し、

 センは、


「ふぬらぁあああああああああああああああああああっ!!」


 千切れるほどに身をよじって、

 全力の緊急回避を決め込んだ。


 よけきれずに、腕を飛ばされたが、

 しかし、腕一本ぐらいなら、すぐに再生させることが可能。

 センエースの生命力は伊達じゃない。


 センは、煽り顔で、


「はっはー! オメガバスティオンが通用しなかろうと、当たらなければどうということはない!」


 そんなセンに、

 砦は、


「そうだな。確かにそうだ。……では、こうすると、どうだ?」


 そう言いながら、砦は、地表の、人が多そうな都市部に狙いを定めて両手を向けると、


「貴様が体を張って止めないと、大勢が死ぬぞ。さあ、どうする? ――祖となる神の異次元砲――」


 発射された死の照射。

 センは、渋い顔で、


「ちぃっ!!」


 と、爆発音みたいな舌打ちをして、

 照射に向かって飛び込んでいく。


 そして、都市の盾となるべく命を張った。


 ド正面から、祖となる神の異次元砲を受け止めたセン。

 ズガガビビグググガァアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!

 と、命の全部が吹っ飛ぶような衝撃が全身を襲う。


 凶悪な一撃だった……が、

 今回、センの肉体は消失することはなかった。


 ……前回は、『オメガバスティオンで消せる』と思っていたので、

 肉体の方には、一切、オーラを回していなかったが、

 今回は、完全に受け止める気満々だったので、

 えげつない大ダメージは受けたものの、

 完全消失までは至らなかった。



「うっ……ぐぐぐっ……うぅ……はぁ……はぁ……がはっ……ごほっ……」



 ズッタボロの肉体で、今にも死にそうなのに、

 それでも、センは、砦を睨みつけ、

 『もう一発撃ってきたとしても、普通に盾として防いでやんぞ』の意志を示す。


 それを見て、砦は、


「……現状の実力差を考えると、圧倒的に私が有利なのに……殺し切れる気が、あまりしない……これは、あるまじき禁忌だ。世のことわりを完全に無視した理不尽」


 ため息交じりにそう言ってから、


「ただ、それは、私が、感傷的に、『殺し切れる気がしない』と感じているだけの話。現実問題、このまま続けていれば……いずれ貴様は、確実に死ぬ。私の手によって殺される。……そして、貴様は別の世界に転生する。貴様が他の世界でのんびりしている間に、私は、この世界を終わらせる。それで、この世界は……第一アルファはおしまいだ。この世界の人間にとっては悲劇だろうが……貴様にとっては、大した問題でもない。そうだろう? 貴様は事実、死にはしない。無限に転生し、転生した先で、自由に好き放題できる」


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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
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