表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神G章 死刑宣告。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5383/6051

20話 砦の魔法は、まるでこの世の全てを終わらせる息吹。空を切り裂くようにあふれ出た隕石の群れが、絶え間なく慟哭をあげる。


 20話 砦の魔法は、まるでこの世の全てを終わらせる息吹。空を切り裂くようにあふれ出た隕石の群れが、絶え間なく慟哭をあげる。


「砦、てめぇ! めちゃくちゃ強いじゃねぇか! 泣きそうだぜ! てか、俺、気付けば、しくしくと泣いているぜ! よくも、俺を泣かせやがったな!」


 どうでもいい言葉を叫びつつも、センは砦の懐に飛び込んで、


「おんどりゃぁあああ! 閃拳っっ!!」


 渾身の左拳を、砦の腹部に叩き込む……が、

 砦は涼しい顔で、


「ふんっ」


 腹の底に力を入れつつ、

 センの側頭部に、強烈なハイキックをぶち込んでいく。


「どわぁ!!」


 グラリとよろめくセン。

 気絶する寸前で、頭を左右に何度も振って、

 意識をムリヤリつなぎとめると、

 ギッっと、強い目で、砦を睨みつけ、


「す、スピードは相当なもんだ。だが、パンチには重さが足りないようだな」


 と、明確な、やせ我慢のファントムをぶちこんでいく。


 そんなセンの言葉に対し、特に反応することなく、

 砦は、両手を天に向けて、


「煉獄・不滅彗星ランク1000」


 えげつないほど凶悪な魔法を使った。

 空から降り注ぐ山ほどの地獄。


 砦の魔法は、まるでこの世の全てを終わらせる息吹。

 空を切り裂くようにあふれ出た隕石の群れが、絶え間なく慟哭をあげる。


 灼熱しゃくねつを装飾したような盲愛もうあいの輝きが、

 群れをなす烈日れつじつのごとく、

 無数に膨らんでは、盛大に弾けて飛んでいく。


 唐紅からくれないの荘厳なテイルを残しながら、

 黒檀こくたん瑠璃るりに、

 瑠璃るり紫銀しぎんにと鮮やかに、


 高貴な七色へと変化していくさまは、

 まるで光沢の強いベルベットみたいで、


 寂しがり屋の無を強引に包み込み、

 すべてのそらを、

 神様の絵画にしていく。


「こ、このクソバカが……っ」


 センエースは、慌てて、

 『見渡す限り一面に降り注ぐ無数の隕石』を、どうにか対処しようと動き出す。

 このまま放っておけば、大量の人間が死んでしまうから。


 ――が、そんなセンに、


「――【EZZパニッシャー】――」


 砦は、拘束魔法をかけていく。

 センはブチギレ顔で、


「くそがぁ! こんな魔法一つで、今の俺を止められると――」


 急いでぶち破ろうとする。

 思いっきり力を込めることで、EZZパニッシャーは、バリィンっと、砕け散った……のだが、

 しかし、砕けた破片が、意志を持っているかのように、センへと絡みつき、

 また、センをしっかりと拘束してくる。


「壊されることが前提のタイプか! くそ! ふざけた仕様でカスタムしやがってぇ!」


 さらに、力を込めて、なんとか破壊するのだが、

 砦のEZZパニッシャーは、さらに細かい破片となった上で、

 より強烈に、センに絡みついて、動きを封じようとしてくる。


「うぜぇええ!! ドリームオーラ・オメガバスティオン!」


 キャンセル技で、EZZパニッシャーを消滅させようとするが、

 しかし、消滅させても、また復活して、絡みついてくる。


「うぇええ?! オメガバスティオンでも、対処できないのぉ?!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ