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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神G章 死刑宣告。

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17話 『才能』というアドバンテージがあるので、必死に頑張り続ければ『センエースの敵で在り続けるという夢』は叶うはず。――と、必死に自分に言い聞かせる蝉原。


 17話 『才能』というアドバンテージがあるので、必死に頑張り続ければ『センエースの敵で在り続けるという夢』は叶うはず。――と、必死に自分に言い聞かせる蝉原。


「今の俺だと、『自力の限界』は……どんなに頑張っても『30億年ぐらいをワンセット』が限度。……200億×1万……。この数字は、『ヨグの協力』と、『センエースという名の、寄りかかることができる精神の杖』があって、初めてできたこと。……だから、俺は俺を誇ることができない」


 蝉原は、センエースという概念全てを、シットリとした瞳で見つめながら、


「あらためて、センくんが積んできた、200兆×100万……2垓年という時間の重さを思い知ったよ。……現時点で、俺の精神は……『センくん&ヨグというサポートあり』だったというのに、限界の限界まですり減っている」


 本来であれば、完全なソウルオーバーヒートで身動き一つ出来ないところだが、

 蝉原は、『レイナの呪いに、自分の苦痛を混ぜて、センになすりつけた』ので、

 現状、どうにか、普通に行動することができている。


「センくんは、俺の今の……『100万倍』を積んでいる……これは絶対に追いつけない数字。追いつけないけれど……追いかけないわけにはいかない。俺は……センくんの敵だから。敵で在り続けたいから」


 センエースに『純粋な努力時間』で張り合うことは出来ない。

 けれど、蝉原勇吾には、センエースにはない、『才能』というアドバンテージがある。

 だから、努力時間では張り合えなくても、

 必死に頑張り続ければ『センエースの敵で在り続けるという夢』は叶うはずだ……

 ――と、必死に自分に言い聞かせる蝉原。


「本物の相手は、本物にしかできない」


 ギリっと奥歯をかみしめる。

 心がごうごうと燃える。

 積み重ねてきたものを、どうにか誇りに思おうとする。

 でも、時折、『自分は結局のところ、センエースに寄りかかっているだけ』という事実を前に折れそうになる。


 センエースを知って以降、ずっと不安定な悪魔。

 センエースを愛している。

 だから、ここまでやってこられた。

 同時に、だからこそ、今、折れかけている。


 蝉原勇吾は、センエースを親のように思っている。

 蝉原勇吾は、センエースを我が子のように思っている。

 蝉原勇吾は、センエースを兄弟のように思っている。

 蝉原勇吾は、センエースを恋人のように思っている。

 蝉原勇吾は、センエースを愛人のように思っている。

 蝉原勇吾は、センエースを隣人のように思っている。

 蝉原勇吾は、センエースを孫のように思っている。

 蝉原勇吾は、センエースを祖父のように思っている。

 蝉原勇吾は、センエースを上司のように思っている。

 蝉原勇吾は、センエースを奴隷のように思っている。

 蝉原勇吾は、センエースを主人のように思っている。


 ――蝉原勇吾は、センエースを男娼のように思っている。


「積んだ時間の量では……絶対に叶わない。それは分かっている。けど、だからって、そのステージから逃げていては、センくんの敵にはなれない」


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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
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