表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神G章 死刑宣告。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5366/6055

3話 ここから先、人類はセンくんに頼れない。センくんは死んでしまったんだから。この世界にはもう、ヒーローはいない。


 3話 ここから先、人類はセンくんに頼れない。センくんは死んでしまったんだから。この世界にはもう、ヒーローはいない。


 『輝木&星桜が、イーにボコられている』……そんな残虐的なシーンを、ウルアと久剣の二人は、何もできずに黙って見ている事しか出来ない。センエースがどうなったのか、本当に死んだのか……とか、色々と考えるべきことはあったが、とりあえず、直近で最も大事なことは、このイー・ト・ラーをどうするべきか。


 ウルアと久剣は、

 星桜&輝木の邪魔にならないよう、

 言葉を交わすことなく、

 距離を取ろうとしたが、

 そこで、イー・ト・ラーが距離を詰めてきて、


「貴様らには……なんの価値もないな」


 そう言いながら、

 ウルアと久剣を、殺そうとした……

 ところで、

 輝木が口から血を吐きつつ、ロケットみたいに飛んできて、

 頭突きでイー・ト・ラーの腹部に突撃する。


 衝撃を感じつつも、

 しかし、それだけでしかない様子のイー・ト・ラーは、

 輝木の頭を掴んで、


「邪魔」


 グワァアングワァンヒューンと、

 ハンマー投げの要領で、輝木の体を吹っ飛ばしていく。


 そんなイー・ト・ラーの背部に、

 星桜が忍び寄り、

 魔法の剣で、イー・ト・ラーの首を切ろうとしたが、

 ガキィンっと弾かれる。


 手が痺れている様子の星桜に、

 イー・ト・ラーは、


「貴様らの、今の、その行動に、何か意味があると本気で思うか? 無駄な抵抗をせず、黙って殺されるのがもっとも合理的だと、本当に分からないのか?」


 と、とことん小バカにしながら、そう言って、

 星桜の頭を掴み、地面にたたきつけた。


 綺麗な顔がグシャリとつぶれる星桜。

 即座に回復魔法をかけるものの、

 イー・ト・ラーに、頭を、ぐいっと踏まれて、

 また顔が潰される。


 そんな、勝ち目が一ミリもない大惨事を見つめながら、

 蝉原デスガンは、


「タナカ・イス・セラ……輝木トト詠……きみたちは、別に弱くないんだけどねぇ。というか、普通に考えて、めちゃくちゃ強いんだけど、相手があまりに悪すぎるねぇ……」


 そう言いながら、

 フヨフヨと、

 ウルアたちの近くまで飛んでいき、


「さて……輝木と田中は、闘っているけれど、君たちはどうする?」


 その質問に対し、

 久剣が、


「どうするもクソも……私たちでは、あの化け物をどうすることもできない……」


 続けて、ウルアが、


「オーナー……蝉原さん……閃様は、今、どうなっているのですか? 本当に死んだわけではないはずですよね?」


「そう思いたい気持ちは分かるけれど、センくんは間違いなく死んだよ。灰になったふりをして奇襲を狙っているわけじゃない。センくんは死んだんだ。……だから、この場は君たちでどうにかするしかない。ここから先、人類はセンくんに頼れない。……改めて考えると、この状況、人類的に、だいぶ地獄だけど……でも、仕方ない。センくんは死んでしまったんだから。この世界にはもう、ヒーローはいない」


「……」


「今まで、君たちは、センくんがいて当たり前だと思っていた節があるよね。その奇跡は、決して当たり前ではないのに」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
「そう思いたい気持ちは分かるけれど、センくんは間違いなく死んだよ。灰になったふりをして奇襲を狙っているわけじゃない。センくんは死んだんだ。……だから、この場は君たちでどうにかするしかない。ここから先、…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ