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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神F章 第一アルファ・クライシス。

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34話 ちなみに俺は、現状を『弱者男性の怒りが、クソ生意気なメスガキに届いた奇跡』だと認識している。


 34話 ちなみに俺は、現状を『弱者男性の怒りが、クソ生意気なメスガキに届いた奇跡』だと認識している。


「正直、俺も、何がどうなって、お前にダメージを与えられているのか理解してねぇ。さっきまでの攻防で、『俺じゃあ、お前にダメージを与えられないっぽい』ってのは、なんとなく理解していた」


 挨拶のジャブ程度の攻撃しかしていないが、

 それらが明らかにノーダメだったことは肌感で理解している。


「お前が言うように、お前より美形じゃないからダメージが通らないのか、それとも他の理屈か……その辺の詳細は知らんが、とにかく、俺じゃあ、お前にダメージを与えにくいのは理解していた。それにイラっとしたから、本気で殴った……そしたら、なんか、結構、ダメージを与えられた。……俺の視点だと、現状は、それだけの超展開さ」


 実のところ、この奇跡の裏側には、

 無数の『理屈』・『理論』・『実績』が積み重なっている。

 数億年、数兆年……数垓年…

 あるいは、それ以上の、無数の時間と思いが、

 複雑に交差して、ひしめきあって、

 結果、『今』という、レイナにとっては『理不尽な狂気』が出来上がった。


 だが、そんなこと、知る由もないセンは、

 この奇跡を起こした張本人でありながら、

 ナニも理解しておらず、だから、呑気に、


「ちなみに俺は、現状を『弱者男性の怒りが、クソ生意気なメスガキに届いた奇跡』だと認識している」


 などと、『運命論の奇跡』を『キモい解釈』で雑に処理していく。

 なんという冒涜。

 しかし、それでいい。


 ――センは続けて、


「レイナさんよぉ……この現実……お前の視点では、受け入れがたいかもしれんが、でも、俺は、お前の感想に興味がないんでねぇ。このまま、奪い取らせてもらうぜ……お前の中で渦巻く混沌を」


 そう言いながら、

 センは、レイナの中に根付く『シュブニグラスハート』を奪い取っておいしくいただこうとした……が、

 その途中で、

 レイナが、


「うぷっ……うぇええええええええええええええええええっっ!!」


 白目をむいて吐き出した。

 ゲロの雨を浴びながら、センは、


「あ? なんだ?! きっしょいなっ!」


 レイナのゲロを払いのけながら、

 レイナの顔面をにらみつけると、

 白目をむいているだけではなく、

 全体が真っ青になっていて、

 そして、次第に、酸化した血みたいな、やばい感じの真っ黒になっていく。


 さらには、彼女の苦しみが波及するように、

 2000ほどいる異次元同一体も苦しみはじめ、

 そして、『真夏のアスファルトに放り出された氷』みたいに、

 すべての異次元同一体が、シュゥウっと、地面に溶けていってしまった。


「おいおい……どうした……まだ、一回殴っただけで、それ以外は何もできてねぇぞ……」


 センの言う通り、現状では、まだ、

 センの拳が、レイナの胸部を砕いただけ。

 実力差とか、スペシャルの効果とかを考えると、それはそれで、すごいことなのは間違いないが……センの視点では、あくまでも『殴って砕いただけ』である。


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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
1日2話読まないと驚くほど生活に違和感があることに気づいちゃった
クロッカ編の方に投稿されているみたいです
まずいぞぉ!夜の分投稿されてないって!もうちょいで9時だって!
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