表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神F章 第一アルファ・クライシス。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5341/6052

16話 嘘つきがエルシャ構文を使っている……これは、つまり、逆に、大丈夫ってことか? …………もう、わかんねぇな、これ……


 16話 嘘つきがエルシャ構文を使っている……これは、つまり、逆に、大丈夫ってことか? …………もう、わかんねぇな、これ……


(ダメだ……『オメガバスティオンを覚えさせて、少しでも星桜たちの生存力を上げよう大作戦』は、始める前から暗礁あんしょうに乗り上げた。正直、自分でも、どうやって、この技を使っているのか、いまいちわかっていないから、教えることができないっ。しゃーねぇ……なるべく死なないように頑張ってみて、どうしても死ななきゃいけないときは、俺の力の全部をヨグソードにこめて、セラに継承しよう)


 と、心の中でつぶやいてから、意識を、『自分の中に刻まれているっぽいヨグ』に繋いで、


(……いいな、ヨグ。俺が死んだあとは、俺ではなく、星桜の武器として頑張ってくれ)


 と、ヨグに『あとは任せた』をぶちかます。

 そんなセンの投げっぱなしジャーマンに対し、ヨグが、


(わかった、任せろ)


 と、ドンと胸を張って、そう言ったものだから、

 センは、普通に不安になって、


(……その快諾……嘘じゃないよね? あまりにも、あっさりと引き受けられてしまうと……嘘っぽいなぁ、と思ってしまうんだけど、それは、俺の心がせまいだけ?)


(もちろんそうだとも。私を信じろ、センエース。私は嘘をついたことがない)


(……本当に?  本当に大丈夫?)


(大丈夫だ。問題ない)


(嘘つきがエルシャ構文を使っている……これは、つまり、逆に、大丈夫ってことか? …………もう、わかんねぇな、これ……)


 センは、普通に溜息をつきつつ、


(……でも、もう、それしかないもんなぁ……『毘沙門天の剣翼に、ヨグソードごと俺の魂魄をぶちこむ』ってプランもなくはないけど……『ヨグソードをメイン』にした方が、総合力的には絶対に上なんだよなぁ……)


 などと考えていると、ヨグが、


(神は言っている。ここで死ぬ運命さだめではない、と)


 と、ダメ押しをしてきたので、


(なるべく、頑張ろう……ヨグに頼るのは、最後の最後の手段だ……)


 と、新たな決意を固める羽目になりましたとさ。

 めでたし、めでたし。



 ★



 センがじっくりとプランを練っている間、

 レイナは、ずっと、ギャラ〇ティカドーナツで拘束されていた。

 どれだけ力を入れても、全然壊れてくれない。

 あまりにも強固な拘束魔法に対し、レイナは、だんだん、


(ど、どういうこと? なんで? あたしの力は最強クラスなんとちゃうん? せやのに、この拘束、まったく、破壊できる気がせん……いったい、どういう……)


 と、困惑している彼女に、

 センはヒュイっと近づいて、


「よう、クソガキ。俺のギャラクティカ〇ーナツの味はどうだ。なかなかコクがあるだろう?」


「……」


 レイナは、一度、ギリっと奥歯をかみしめてから、

 無理に、ニっと笑みを浮かべて、


「女子中学生を強制的に拘束するとか、ほんまに終わっとる変態やな、ジブン」


 決して屈しないというプライドを見せてくる彼女に、

 センは、


「まさか、俺を、『この程度で完結する変態』だと思っていないだろうな? お前の地獄は、ここから始まる。世紀の凌辱ショーを、ぜひ、最後まで堪能してくれ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
閃光神化の上昇率に関して、 正式なところは禁領域ですが、 旧カンスト状態だと、それなりの状態にはなりますね。 京は超えるんじゃないかな…… へたしたら、垓までいきそうw この辺、禁の理由の一つを語り…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ