表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神F章 第一アルファ・クライシス。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5339/6052

14話 『アイドルはウンコしない』みたいな妄想を押し付けられても挨拶に困る。俺だって、いつかは死ぬし、それが今日である可能性はゼロじゃない。


 14話 『アイドルはウンコしない』みたいな妄想を押し付けられても挨拶に困る。俺だって、いつかは死ぬし、それが今日である可能性はゼロじゃない。


「くらえ! ギャラク〇ィカドーナツだ!」


 などと供述しながら、センは、魔法のワッカをレイナに向けて放つ。その魔法のワッカは、目にも止まらぬ豪速でレイナを捕縛してみせた。

 ギュっとワッカにしめつけられたレイナは、


「こ、こんなものっ!」


 どうにか、腕力で粉砕しようとするが、

 しかし、


「ぐぐ……な、なんや、これ……今のあたしは、世界最強クラスの力を持っとるはずやのに! 全然、千切られへんやん!」


 レイナは、異空間で、ショデソウから『お前は最強クラスの資質を持っていて、携帯ドラゴンは、そんなお前の資質を引き出すトリガーたりうる』と言われている。

 その上で、実際に、絶大な力を得たため、現状、彼女は、『自分こそが世界最強だ』と、めちゃくちゃシッカリとうぬぼれている。


 センは、もがいているレイナから視線を外さず、

 すべての挙動をロックオンしたまま、

 心の中で、


(あのクソガキにかけられた呪いが、『星桜たちが持っていた呪い』と似た性質を持つものなら、『奪い取って飼いならす』ということも、できなくはないはず。……これ以上荷物が増えるのは、正直、勘弁してほしいところではあるが……まあ、それはしゃーねぇ。増えた分だけ、質量が増えると考えて、諦めるさ……)


 と、前提をしたためてから、

 続けて、


(……問題は、飼いならせなかった場合……その場合、俺は普通に死ぬことになる。そうなった場合……誰が、アウターゴッドから人類を守るか……)


 そこで、センは、星桜に視線を向ける。


(これまで、散々、人類を背負ってきたあいつに、また任せるのは忍びないが……でも、まあ、正直、あいつが適任なんだよな。輝木も悪くないが……やっぱ、星桜の方が、総合力が高い)


 などと心の中でつぶやきつつ、

 諸々の覚悟等を固めると、

 センは、星桜に、


「おい、星桜。俺が死んだときのために、お前に、オメガバスティオンを教えておく。この技が使えれば、生存力が一気にアップする。かなり難しい技だが、お前なら出来るだろう」


「センセーは死なないから、『死んだときのため』というのであれば、ボクが覚える必要ないっすね」


「そんな、『アイドルはウンコしない』みたいな妄想を押し付けられても挨拶に困る。俺だって、いつかは死ぬし、それが今日である可能性はゼロじゃない」


 と、セン的には当たり前の前提を口にしてから、


「いいか、星桜。オメガバスティオンは、呼吸が大事になってくる。……こう……相手が技を使ってくるだろ? その時に、まず、一呼吸おいて、そして、ギュギュっと空間全体と調和するんだ。そして、ガガガっと、世界線の繊維みたいなものをほぐすイメージで、ビビギギっとセンセーショナルに縫い目をくいこませるんだ。……あとはわかるな?」


「ボクは、自分が天才だという自覚があるんすけど……さすがに、長嶋〇雄メソッドで技術を会得するのは無理ゲーでちゅねぇ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ