表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神E章 銀の鍵は砕けない。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5325/6052

最終話 無数に存在する世界線の中の……仮に、君の記憶にある世界線をAとして、今、君は、世界線Bに、記憶だけ紛れ込んでいるのかも……という仮説。

挿絵(By みてみん)

自作コミカライズ版28話配信中!

(※下のリンクから、直接28話をダウンロードできるページに飛べるようにしてあります)

それを記念しての一日10話投稿!!


本日の7話目。


 最終話 無数に存在する世界線の中の……仮に、君の記憶にある世界線をAとして、今、君は、世界線Bに、記憶だけ紛れ込んでいるのかも……という仮説。


(絶対にないとは言い切れないが、聞いたことはない。……少なくとも、よくあることではないな)


(じゃあ、この状況、なんなの? 教えて、ヨグ先生)


(知らん)


(なんて役に立つシリなんだ……あまりに便利すぎて、一生、手放せないねぇ)


 と、嫌味を一つ挟んでから、

 センは、クラスメイトの何人かに話を聞いて、

 かつ、スマホで、他の『チーム蝉原』の面々に連絡をいれて、

 昨日までの自分の記憶と齟齬があるかを確かめた。


 結果、

 明確に、記憶と違う点があった。

 それは、


(星桜だけじゃなく、輝木も、ポイントで買うことなく、最初から携帯ドラゴンを所持しているのか。……妙な違いだな……)


 『輝木が最初から携帯ドラゴンをもっている』ということで、

 序盤の流れに大きな変化がみられた。

 輝木が、秒で、神話生物をぶっ殺せたので、

 ウムルDの登場までは、

 センの記憶にある流れよりも、だいぶぬるかった模様。

 ただ、輝木の携帯ドラゴンの性能がそこまで高くないので、

 ウムルD以降の流れでは、結局、セン頼り。

 後半の流れはほとんど違いがなかった。


 ――最後に、昼休み、屋上で、蝉原デスガンと確認作業を行う。


「というわけで、蝉原さんよぉ……俺の記憶が、なんかバグってんだが……その辺に関して、何かご意見、ご感想、ご助言等、何かあります?」


「……ふむふむ、なるほど……」


「意味ありげに頷くだけじゃなく、何か、先に進めそうなヒントとかもらえないか?」


「これは、一つの仮説だけれど……」


「はいはい、なんざんしょ」


「君の記憶だけが、平行世界に紛れ込んでしまった……のではないかな?」


「幼稚園児にも分かるように言ってくれ。俺の理解力は、出来の悪い5歳児と、だいたいイーブンだと思ってくれていい」


「世界線が無数に存在する……という概念は知っているだろう?」


「それ、シュタゲでやってたっ! だから、ぼく、しってる! ぼくは、くわしいんだっ」


「無数に存在する世界線の中の……仮に、君の記憶にある世界線をAとして、今、君は、世界線Bに、記憶だけ紛れ込んでいるのかも……という仮説だよ」


「仮に、その仮説が正しいとして……なんで、そんなことになったんだと思う?」


「んー……まあ、シンプルなバグじゃないかな、結局。世界線を司っているシステムに何かしらのエラーが起きた……と考えるのが丸い気がするよ。実際のところは知らないけれどね」


 と、そこで、

 屋上に出る扉がガチャっと開いた。


 一人の美少女が屋上に出てきて、

 センの隣に腰をかけて、


「閃くん、今日もカッコいいねっ。大好きっ」


 と、だいぶハイなセリフをぶっかましてきた。


 ――彼女の名前は『宇宙夢あざとす 星黄泉デザイア』。

 変な名前が多いセンエースのクラスメイトの中でも、

 トップクラスにイカれた名前の持ち主。


「閃くん、好きですっ! 私の恋人になってくださいっ」


「その罰ゲームネタ、もういいって。いつまでやってんだ」


 ダルそうにそう言うセンに、

 アザトスは、


「罰ゲームじゃないよっ!」


「うるせぇよ。お前みたいな、陽キャの美少女が、陰キャボッチの俺に告白するってのは、罰ゲーム以外にありえねぇんだよ。俺は詳しいんだ」


 センは、ダルそうに、タメ息交じりにそう言ってから、


「てか、アザさんよぉ……一応、お前にも聞いておくけど……お前、昨日……ってか、ここ数日、休んでた? それとも、普通に登校してた?」


「え? 休んでないよ。皆勤ではないけど、その勢いだよ。今日も閃くんラブのアザトスちゃんだよ。結婚しよっ」





完璧な最終回でしたね。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

ミリオンレイス先生の次回作にご期待ください。


ちなみにミリオンレイス先生の次回作は。午後に登校します(*´▽`*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
センエースを超えるレベルのキラキラネームじゃねーですか!! これは強い(確信)
予想以上にアザトスが化物で草生えた。 トウシの天星神化の星に、黄泉はこうせんと読めるからセンエースの閃光が隠れてるし、その2つが紛れている名前でデザイア(欲望)とは、全世界を滅ぼせる化物の名前としては…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ