14話 世界中の『日曜日のお父さん』が束になってかかってきても太刀打ちできないぐらい、今の俺は、安らかな休日を渇望している。
14話 世界中の『日曜日のお父さん』が束になってかかってきても太刀打ちできないぐらい、今の俺は、安らかな休日を渇望している。
センが起きたことで、星桜は、『輝木に向けていた意識の全て』を、センにガチっと、スイッチし、
「いろいろと、言いたいことはあるんすけど、とりあえず、ボクの呪い、半分だけでもええから、返してほしんすけど」
「まだ言ってんのか、てめぇ。そんな死ぬほど昔のこと……いったい、何世紀前の話してんだよ」
「200億年ほど努力を積んだらしいセンセーの視点やと2億世紀ほど昔の話かもしれんっすけど、ボクの視点では、ここ数時間以内の間の話っすから……てか、マジで、200億年もやったんすか?」
「マジでやったかどうかに関しては、正直、知らん。ヨグから逃げ回るので必死だったからな。……ガチで、ずぅうううううううううううううっと、やりあっていたから、時間の感覚とか、途中でバグった。『実は短くて5億年でした』って言われても、『あ、そうなんだ』としか思わんし、『実は、大幅に超えていて1000億年でした』って言われても『へぇそうなんだ』としかおもわねぇ。そんなレベルだ。ちなみに、1000年とか、1万年とか、その辺は絶対に超えてる。その辺までは、ガッツリ、感覚的な記憶もある。1万を超えたぐらいから、ちゃんと気が狂ったから、マジで曖昧なんだよなぁ……気が狂って、ちょっと直って、また狂って……ってのを延々に繰り返した」
「ヤバいっすね。まあ、その話も、おいおい、詳しく聞くとして……」
「いや、別に詳しく話す気はねぇよ。めんどくせぇ。200億年頑張った俺は、とにかく、ゆっくり休みてぇんだよ。世界中の『日曜日のお父さん』が束になってかかってきても太刀打ちできないぐらい、今の俺は、安らかな休日を渇望している」
と、前置きした上で、続けて、
「あと、さっきの、呪いの件についてだが、返すの無理。もう、長い時間をかけて、俺の中に浸透してしまったから。覆水盆に返らずって感じだ。諦めろ」
そんなセンの目を見つめながら、
星桜は、ツラツラと、
「ほんまに、ジブン、頭、おかしいんよな。……センセー、あんた、ボクの呪いだけやなく、『ボクの痛み』も、全部、背負ったやろ。メギドを媒介にしてアリア・ギアスを積んどるみたいやから、ボクに、その手の隠し事はできんで」
「えぇ……マジで? うわ……それ、うざいな。……たとえるなら『お前のもとにも明細がいくクレカで買い物した』みたいな感じ? チョベリバなんだけど。…………ちなみに、俺、たまに、ボケで死語代表のチョベリバを使うけど、ボケでも、チョベリグは使ったことねぇんだよなぁ……すげぇな、俺の人生。ずっと、バッドトリップ決まってんだけど……」
「そこまでされた以上、こっちも腹を決めたっす。全部返せとは言わんから、せめて、半分は返してほしいんすよ」
「返さないとは言ってねぇよ。一生借りておくだけだ。はい、特大のジャイアニズムが出たから、この話終わり!」




