表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神E章 銀の鍵は砕けない。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5319/6049

12話 センセーは、まったくタイプではないっすけど、仕方ないから、栄誉あるキープ1号くんにしてあげようかなぁと思っとる今日この頃っす。


挿絵(By みてみん)

自作コミカライズ版28話配信中!

(※下のリンクから、直接28話をダウンロードできるページに飛べるようにしてあります)

それを記念しての一日10話投稿!!


本日の1話目。


 12話 センセーは、まったくタイプではないっすけど、仕方ないから、栄誉あるキープ1号くんにしてあげようかなぁと思っとる今日この頃っす。


 『誰が運ぶかモメる』ということよりも、『迅速に安全な場所に運ぶべき』という倫理観が勝ったため、高速の運搬能力を有する輝木と星桜の二人が、秒速のジャンケンで『どちらが運ぶか』というのだけを決める。

 ジャンケンに勝った星桜が、お姫様抱っこで、センを、保健室のベッドまで運んでいく。

 センが死んだように失神している横で、容体な急変しないか様子をうかがいつつ、星桜たちは会議を開始した。


 センエースに関すること。

 約束神化に関すること。

 ミゼーアのこと。

 ショデソウのこと。

 シンプルに今後のこと。


 『今夜起こったこと、目にしたこと、経験したこと』を軸にして、

 色々と話し合った結果、


 輝木が、星桜に、


「星桜サン、次の夜までに、センイチバンから、呪いを回収しておいてくださいねぇ。あなたのものはあなたが背負うべきですぅ」


「言われるまでもなく、分かっとるっすけど、ウチの人が、返してくれへんのっすもん」


「……その、『ウチの人』とかいう妙な言い方はなんですかぁ。センイチバンは、あなたの人ではありませんがぁ」


「ここまで熱烈に口説かれてもうたら、流石のボクも、シカトできん感じっすね。センセーは、まったくタイプではないっすけど、仕方ないから、栄誉あるキープ1号くんにしてあげようかなぁと思っとる今日この頃っす」


「……」


「なんすか、その目は。もともと『殺人鬼を殺す鬼』みたいな目をしとったけど、さらにもう一段階ほど鬼度が増しとるやないっすか。元気いいっすね。なにかいいことでもあったんすか?」


「……『呪いを戻すための器』が必要ですからぁ……星桜サンを殺すわけにはいかないかなぁ、とか思っていましたがぁ……最悪の時は、私が器になればいいかなぁ……と思い始めておりましてねぇ。そうなると、もはや、星桜サンを生かしておく理由がゼロになるんですよねぇ」


「おっと、ずいぶんな殺気っすねぇ。そこまでの殺気を向けられたことは、これまでの人生で一回もなかったかも」


 などと、そんなことを言いつつ、

 星桜は、首をゴキゴキっと鳴らし、


「だいぶ邪魔者あつかいされとるけど……ボクとしても、おたくはんが、すごい邪魔なんすよねぇ。ボクとセンセーの間にある関係性は、もう、あんた如きではどうしようもない次元にまで至ってしもうとるんやから、黙って見守っといてほしいんすけど。――ハッキリ言わな分からんのやったら、もう言うたるけど……センセーが、ボクに求婚しとる以上、もう、あんたに可能性はないねん」


「妄想がすごいですねぇ。……センイチバンが、あなたと初めて顔を合わせてから、今この瞬間に到るまで、ずっと近くで見ていましたが、センイチバンは、あなたに対して一度も、求婚などしていませんよぉ。というか、ずっと、『星桜サンのことをキモがっていた』という記憶しかありませんねぇ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ