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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神E章 銀の鍵は砕けない。

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2話 一貫して、死んだという事実から目を背ける、そのスタンス。嫌いやないっすねぇ。まあ、実際、ようわからん灰化現象を見ただけで、死んだかどうかわからんっすけど。


 2話 一貫して、死んだという事実から目を背ける、そのスタンス。嫌いやないっすねぇ。まあ、実際、ようわからん灰化現象を見ただけで、死んだかどうかわからんっすけど。


「センイチバンがいない世界に興味はないので、あとを追って死ぬだけですねぇ。まあ、実際には死んでいないと思いますので、そうはなりませんけどねぇ。センイチバンは死にませぇん」


 と、盲目力全快で、そう言い捨ててから、『約束神化・輝木』は、ダっと飛び出した。

 出力全開で、ミゼーアと殺し合う。大量の剣を召喚し、暴雨のように暴れさせる輝木。


 ミゼーアは、そんな剣の雨の中、優雅に散歩するように歩を進め、

 輝木との距離を瀟洒につめると、


「……大量に召喚した剣一つ一つに、強烈な猛毒を仕込んでいるね。君は、異次元砲やフルパレードゼタキャノンのような、照射系は不得意なようだが、毒を扱う才能に関しては、なかなかのものらしい……まあ、私に通用するレベルではないけれど」


 そう言いながら、ミゼーアは、

 軽めの拳で輝木の腹部に拳をぶちこんでいく。


「ぶふっ!! うげぇっ!」


 血の混じったゲロをはく輝木。

 数値的には、そこまで変わらないのだが、

 戦闘経験値と圧力に差がありすぎた。


 そんな二人の間に割って入るように、

 星桜が出力全開で、

 巨大な大剣を振りかぶりながら特攻。


 星桜が力強く振り下ろした剣を、

 ミゼーアは右手で、ソっと、

 膝のクッションを使いつつ、

 衝撃を吸収しながら、軽やかに受け止めて、


「君は……フルゼタだけではなく、なんでも、そつなくこなせるようだね。今の一撃……悪くはなかったよ。相手が悪すぎたから、こうなっているが」


 そう言いながら、ミゼーアは、クンッっと、右手に力をこめた。

 その瞬間、星桜の手の中の大剣が、細いプラスチック定規ぐらいの脆さでパキンとへし折れた。


 星桜は、


「ちっ」


 舌打ちしつつ、使い物にならんくなった大剣を放り捨て、

 輝木に、


「腹を殴られてだいぶ痛そうっすけど、まだ戦えそうっすか?」


「戦えは……しますけどねぇ……勝てる気は、一切しないですねぇ」


「同意見っすねぇ。このミゼーアとかいうアウターゴッド……ちょっと、強すぎっすわ」


「これは、センイチバンに……任せるしかない感じですねぇ」


「一貫して、死んだという事実から目を背ける、そのスタンス。嫌いやないっすねぇ。まあ、実際、ようわからん灰化現象を見ただけで、死んだかどうかわからんっすけど」


 そんな二人の、

 『メンヘラをこじらせすぎて、頭おかしいとしか思えない対話』を聞いて、

 ミゼーアが、冷めた顔で、


「ソウルゲートで200億年は不可能な数字だよ。センエースは確実に死んでいる。その証拠が、あの灰。君たちのヒーローが死んだという現実を受け入れがたいのは分かるが、目の前で起きたことぐらいは受け止めてほしいものだね」


 そう言いながら、ミゼーアは、

 星桜の顔面に、綺麗な裏拳を叩き込む。


 バキィっと頬を殴られた星桜は、豪快に吹っ飛び、

 ズサァアっと地面に倒れこむ。


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