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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神D章 最後の砦。

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101話 神話生物の中で、トップクラスの実力者であることは認めるにやぶさかではないが、センエースという孤高を知っている今では、『それがどうした』という感想以外は抱けない。


 101話 神話生物の中で、トップクラスの実力者であることは認めるにやぶさかではないが、センエースという孤高を知っている今では、『それがどうした』という感想以外は抱けない。


 グッチャグチャになったと同時、ヨグソードが、淡い光を放出。結果、センの散乱した肉片が、ひゅひゅひゅっと、逆再生したみたいに元の位置に集まって、


「ぶはっ」


 ほぼ一瞬で、完全に戻ってしまう。


「はぁ……はぁ……痛ぇじゃねぇか、この野郎。メチャクチャ殴ってきやがって……おやじにもぶたれたことないのに!」


 元気にチョケているセンから視線を外し、

 ミゼーアは、ヨグソードを睨んで、


「……『その人間の生命力が無駄に高いこと』は理解できているけれど、だからといって、わざわざ、『その人間の武器になる必要性』は感じられない。その人間は邪魔だよ。さっさと捨てて、本気で私と戦え」


「センエースを殺せたら貴様の勝ちだ。センエースを殺すということは、私を殺すことと完全に同義」


「……その、謎の意地をはっている意味がまったくわからないね。とてもじゃないけれど、その人間に固執することに価値があるとは思えない。私と君の闘いは、とても格式高い神聖なものなのに……穢された気分だ」


「一つだけ言っておこう。ミゼーア。私は、貴様との闘いに、格式高い神聖さなど微塵も感じていない。貴様など……これまでに、センエースが葬ってきた無数の神話生物と大差ない。神話生物の中で、トップクラスの実力者であることは認めるにやぶさかではないが、センエースという孤高を知っている今では、『それがどうした』という感想以外は抱けない」


「とことんナメ腐ってくれるね。……君は私を怒らせることにかけては――」


「ごちゃごちゃ言っていないで、さっさと、センエースを殺せ、ミゼーア。本来、センエースが死ねば私も死ぬが、アディショナルタイムを利用して、センエースの死後に、少しだけ『貴様と私だけのタイマン』をしてやる。貴様ごときにセンエースを殺すことは絶対に不可能なんだが……どうしても、私と戦いたいなら、必死になってセンエースを殺せ」


「……いいだろう。その人間を処理し……君を殺す」


 目標を定め直すと、

 ミゼーアは、全神経を研ぎ澄まして、『センエースを殺すこと』だけに熱中する。


 そこから先の死闘で、

 センは、何度も死に触れた。

 『普通なら死んでいる』という致命傷を無限に食らい続けながら、

 センは、


「やばいぃいい! 俺、弱いぃいいい! どうしよう! ヨグぅうう! 勝てないぃいいい! ママァアアア!!」


 手の中の剣に泣き言を漏らしてから、


「代わってくれ、ママ! いや、ヨグ! お前の方が絶対に強い! 俺は、耐久パーツとして、お前を支えるから、闘うのはお前がやってくれ! ああ、そうだ、それがいい! あまりのナイスアイディアに、全米が震撼!! さあ、ヨグ! 何をしている! さっさと交代してくれ! おまえならミゼーアにも余裕で勝てる! がんばれ、ヨグ! お前がナンバーワンだ!」


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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
分かっていても笑ってしまうwww セン君全然死にませんねwww
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