表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神D章 最後の砦。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5300/6054

95話 『豆鉄砲を撃ちあっていてもラチがあかない。結局、ガチンコで殴り合った方がはやい』……という、脳筋な結論に至る。


 95話 『豆鉄砲を撃ちあっていてもラチがあかない。結局、ガチンコで殴り合った方がはやい』……という、脳筋な結論に至る。


 本来、フルゼタというのは、一発撃つと、しばらくクールタイムが必要なのだが、星桜は、適性が高いのか何なのか知らんけれども、とにかく、連打することが可能なスペックを有していた。

 ――その様子を見た輝木が、


「できれば、あと6発撃って、皆殺しにしてほしいんですけどぉ」


 そう言うと、

 星桜は、渋い顔で、


「三発目、撃とうとしたんやけど、オーバーヒートしたっぽいっすねぇ。これは、しばらく使い物にならんかなぁ……」


 そう言いながら、星桜は、フルゼタを消して、

 輝木をチラ見して、


「……おたくはんは、フルゼタみたいな必殺技的なやつ、ないんすか? フルゼタみたいな、というか、フルゼタでええんすけど」


 言われて、輝木は、


「顕現……【フルパレードゼタキャノン】……」


 試しにやってみると、

 一応、普通に使えた。


 輝木のフルゼタに警戒心をみせるティンダロスの王達。


 輝木は、その中の一体に狙いを定めて、


「ブラストオフ!」


 フルゼタをぶっ放してみるが、

 星桜のフルゼタと比べて、全てのスペックが劣っていた。

 威力も、速度も、すべてが普通……

 質が悪いわけではなく、数値相応のスペック。

 そんなブッパが、警戒している王たちにあたるわけがなく、

 余裕でサっと回避されてしまった。


 そして、星桜とは違い、当然のように、

 オーバーヒートして使えなくなる、輝木のフルゼタ。


 ティンダロスの王達は、


「あっちの女のフルゼタは警戒しなくていい」

「あの程度なら、当たっても死にはしない」


 ナメたコトを言いつつ、八方にバラけて、

 6体それぞれが、己に可能な最善を尽くし、

 どうにか、女性陣を皆殺しにしようと頑張っている。



 ――そんな『6体の王と、女性陣の闘い』を背中に感じつつ、

 センは、ミゼーアとボッコボコに殴り合っていた。

 もちろん、時折、魔法も撃ちあっているのだが、

 どっちも、精神力や魔力バリアなどがハンパないため、

 『豆鉄砲を撃ちあっていてもラチがあかない。結局、ガチンコで殴り合った方がはやい』……という、脳筋な結論に至る。


「うぉおおおお!! 閃拳!!!」


 この世の果てまでぶっ飛ばすつもりの正拳突き。

 そんなセンの渾身の一撃を、

 ミゼーアは、バキバキの肉体で受け止めると、

 お返しとばかりに、


「はぁあっ!!」


 ズゴォオオン!!

 と、強烈なライジングトゥーキックで、センの顎を下から吹っ飛ばす。


「ぶへぇえっ!」


 のけぞって吹っ飛ぶセン。

 そのまま、この世の果てまで吹っ飛ばされそうだったが、

 どうにか、空中でキキィっとブレーキをかけて、


「くそがぁあああ! 頼むから、これで、死んでくれや、異次元砲ぉおおおお!!」


 ヤケになり、お願いブッパの照射を放つも、

 ミゼーアは、軽く半身になるだけで、センの異次元砲を回避する。

 『流れゆく電車を、白線の内側から見つめるよう』に、『センの異次元砲が無駄打ちに終わった』のを見届けたミゼーアは、


「鬱陶しいな……」


 ボソっと、ダルそうに、そうつぶやく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
5300話到達おめでとうです。 センエースの鬱陶しさは敵になればなるほどウザくなる。 皆平然と魔法つかってますけど、第一アルファってマナやナノスピリットが機能していないから魔法とか打てないみたいな感…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ