表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神D章 最後の砦。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5279/6056

74話 300人委員会が使い物にならなさすぎてハゲそう。俺の毛根に、これだけのダメージを与えてきた300人委員会を俺は絶対に許さない。


 74話 300人委員会が使い物にならなさすぎてハゲそう。俺の毛根に、これだけのダメージを与えてきた300人委員会を俺は絶対に許さない。


「今夜も、当然のように、元気に、全員集合の『チーム蝉原』なのであった。……この嫌がらせ、ダルいわぁ……」


「まさか、この期に及んで、まだ、この宇宙人討伐隊の名称を『チーム蝉原』と呼ぶとは……君の往生際の悪さは、本当に、常軌を逸しているねぇ」


 と、心底呆れた声でボソっとそうつぶやく蝉原デスガン。


 そこで、ウルアが、

 センのもとに近づいてきて、

 頭を下げながら、


「おじい様ともども、何のお役にもたてず、本当に申しわけございません」


 と丁寧に謝罪をしてきた。

 センは、


「あんたと、あんたの爺さんはどうでもいい。そんなことより、300人委員会が使い物にならなさすぎてハゲそう。俺の毛根に、これだけのダメージを与えてきた300人委員会を俺は絶対に許さない。絶対にだ。……俺、この戦いが終わったら、300人委員会に殴り込みをかけるんだ(遠い目)」


 と、丁寧に死亡フラグを組み立てていくセン。

 そんなセンに、ウルアは、うるんだ瞳で、


「あなた様は本当にお優しい……というよりも、お優しすぎます。どれだけ苦しい状況下においても、他者の心を優先する、その狂気的ともいうべき高潔さ……やはり、あなた様こそが王にふさわしい」


「俺とあんたの、このえげつない方向性の違い……バンドだったら秒で解散しているところだぜ」


 などと、ボソっとつぶやいたところで、

 空中に、エアウィンドウが出現する。

 そこに映し出された、ゲームマスター『ショデソウ』が、


「イベントの発生を宣告する」


 そう言ったのを聞いて、センは、


「……最悪ぅううううう!! もうええてぇえええええ!! これいじょう、足手まといいらぁああああん!! どんだけ、俺の背中にお荷物を乗っけたら気がすむんだよぉおおおおお! お前、俺のこと、嫌いすぎぃいいいい!」


 そんなセンの叫びもむなしく、

 イベントは着々と進行していく。


「宇宙人との戦闘前に、ランダムで、『イベント』が発生する可能性がある。今回のランダムイベントの内容は、新たなメンバーの追加。こちらがテキトーに選択した人間が、君たちの仲間となる」


 いつもの説明の後、空にビビっと亀裂が入った。

 そして、その亀裂から、フワっと、人が落ちて来る。


親方せみはら! 空から女の子が!」


 と、新鮮なテンションで叫ぶセンの手の中で、

 蝉原デスガンが、


「なんだか、最近、女の子ばっかりだね。まったく、君ってやつは本当にむっつりドスケベなんだから……」


「なんで、俺のせいみたいな言い草?!」


 落ちてきたのは、ウルア以上の絶世美女だった。

 ウルアは、相当えげつない美貌の持ち主で、傾国級と言ってもいい超級美女なのだが……今回落ちてきた美女は、明らかにウルアを上回っているという、とんでもない異常顔面偏差値っぷり。


 ――彼女の名は……田中・イス・星桜せら

 性格が悪いことでおなじみ田中家の中でも、性根の腐り方にかけては他の追随を許さない別格。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
苦しい状況下でも毛根と300人委員会への不満を 優先するセンの人間臭さが、狂気的とも言える高潔さと 同居しているのがたまらない魅力です。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ