表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神D章 最後の砦。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5274/6068

69話 世界レベルの禁忌。不用意に、大いなる田中家の情報にアクセスしようとしたものは、国の上層部によって抹殺される恐れもある。


 69話 世界レベルの禁忌。不用意に、大いなる田中家の情報にアクセスしようとしたものは、国の上層部によって抹殺される恐れもある。


「金戸先輩……あんたの爺さんの力を使って、その『田中トウシ』ってやつの住所を調べることとかできないか? 今のご時世、どうせ、教師に聞いても、個人情報がどうとか言って教えてくれないだろうからな……もう、権力に頼らせてもらう」


「承知しました。では、すぐにおじい様に要請を出しますので、少々お待ちください」


 そう言って、電話を切ったウルア。

 すぐに折り返してくるかと思ったが、


「……時間かかってんな……」


 3分待っても、

 5分待っても、

 なかなか電話がかえってこない。


 ……結局、10分ほど経ってから電話が鳴った。


『時間がかかって申し訳ありません。先に結論を申し上げますが……どうやら、田中トウシの血族……【大いなる田中家】に関する情報は、世界レベルのトップシークレット扱いになっているようでして、300人委員会の上層部でも、容易に、アクセスできない模様です』


「……大いなる田中家? え? あいつの家、そんな風に言われてんの? あいつ、神話生物か何かなの?」


『詳しいことは不明なのですが……闇社会においては、かなりの重要ポジションに位置づけられている家系のようです。世界レベルの禁忌……不用意に、大いなる田中家の情報にアクセスしようとしたものは、国の上層部によって抹殺される恐れもあるとか……』


「……そんな、ゾルデ〇ック家的なポジションだったとは、流石に思っていなかったな……」


『おじい様なら、アクセスすることができるようなのですが……たとえ、おじいさまの本気の申請であったとしても、承認されるまで、最低でも数日はかかる模様です』


「300人委員会のメンバーでも、すぐには住所を調べられないぐらいの全世界規模最高機密か……あのクソ野郎、遠距離から、家柄だけで、鬼のようなマウント取ってきやがって……なんだ、その厨二力の高いバックボーン。……あいつは、どれだけ、俺に敗北感を与えたら気がすむんだ……」


 深いため息とともに、

 そうつぶやいてから、

 センは、ウルアに、


「悪いが、あんたのジジイと話したい。今すぐ会えるか?」


「一般人が、おじい様と面会しようとすると、よほど『くらいの高い人物』であっても、最低一週間以上は必要ですが……世界の救世主である『あなた様の要求』なら、間違いなく通るでしょう。もし、拒むようであれば、私が、おじい様の顔面に拳を叩き込んで、道理というものを教えてさしあげます」


「お嬢様とは思えない発言だな。ちょっと面白かったぜ」


「すぐに車を向かわせますので、現在地を教えていただけますか?」



 ★



 プラチナでも塗りたくったのかってほど、ギンピカ白塗りのロールスロイスに揺られて、

 たどり着いたのは、高級住宅地のど真ん中。

 日本家屋の超豪邸。

 無駄にでかい門を抜けて、中に入る。

 家の中は、時代劇の城の中みたいになっていた。


 客間に通されたセンは、座布団の上で、あぐらをかいて、

 ウルアの爺さんが来るのを待つ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版深淵1話(37話)公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
「大いなる田中家」とか「世界レベルの禁忌」とか、 この回は情報量がすごすぎます!まさに 世界レベルの最高機密に切り込んでいく展開に痺れました!
「300人委員会のメンバーでも、すぐには住所を調べられないぐらいの全世界規模最高機密か……あのクソ野郎、遠距離から、家柄だけで、鬼のようなマウント取ってきやがって……なんだ、その厨二力の高いバックボー…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ