59話 うざいなぁ……どうしよう、マジでうざい。なんで、俺のまわりには、こんな、頭おかしいメンヘラしかいないんだ……勘弁してくれよ……
59話 うざいなぁ……どうしよう、マジでうざい。なんで、俺のまわりには、こんな、頭おかしいメンヘラしかいないんだ……勘弁してくれよ……
「他力本願で悪いけれど……できれば、今夜の宇宙人は倒して、ポイントを獲得してほしい。GOO級を倒したポイントなら、少なくとも100……普通に考えて、500とか1000とかになるはず。それだけのポイントでアイテムを買いそろえることができれば、私たちでも、多少は戦力になると思う。なんの協力もできない現状は……精神的にしんどいから、どうにか、お願い」
その発言を聞いたセンは、
心の中で、
(GOO級が相手なら、確かに、剣翼があるだけでも、役に立つかもな……実際、俺が、GOOと対峙できているわけだし……ただ、アウターゴッド級になると話が別……オメガバスティオンが使えない久剣と金戸先輩は、一瞬で殺されて終わり。俺以外のメンツにもオメガバスティオンを覚えてもらえたら、色々と助かるんだが……いや、仮に覚えたとしても、あのクソしんどい技を、久剣たちにやらせるのも酷か……)
色々と考えた末に、
センは、久剣に、
「仮に、ポイントを獲得できて、剣翼や携帯ドラゴンを買えたとしても、もう、お前らは、戦場にはくるな。……輝木……お前も、今夜からは、家でのんびりミルクを飲んでろ。また殺戮神化に変身されても困るからな」
「あの形態は、あなたのおかげで、制御することに成功していますぅ。それに、金戸サンがいないなら、暴走することはありませぇん。だから、今日も私は、あなたについていきますよぉ。絶対にぃ」
「その頑なさ、なんなの? マジで、ダルいわぁ……」
と、タメ息交じりにそうつぶやいてから、
センは、久剣に、視線を向けて、
「お前はくるなよ。ガチで、役に立たないんだから」
「今夜は、いかない。実際、足手まといにしかならないから。……けど、強力なアイテムを購入できたら私も参加する。あなただけに全てを押し付けることなんてできない。私にもプライドみたいなものはある」
(……うざいなぁ……どうしよう、マジでうざい。なんで、俺のまわりには、こんな、頭おかしいメンヘラしかいないんだ……勘弁してくれよ……こうなったら、もはや、いっそ、永久に、アイテムショップメンテをしていてほしくなるな。……なんか、これ、フラグになりそうなんだけど……やだなぁ……俺にとって厄介なことばっかり起こるの、ほんとやだなぁ……)
……そんなこんなで、
意味不明な、青春真っ盛り昼休みがヌルリと終わる。
★
――その日の夜、
学校に集まったのは4人。
センは、『当たり前のように学校にきている久剣とウルア』を見ると、
眉間に怒りマークを浮かべて、
「どういうこと?!」
と、ゴリゴリにキレ散らかしていく。
「なんで来てんの?! はぁ?! 『運動音痴は運動会に参加してはいけません』って親から習わなかったのか?! どんだけ、常識ないんだ、てめぇら、ごらぁ! 非常識なご家庭の子は、これだから嫌なんざんす!!」
というわけで、今回もイベント完走です!
……いやぁ、大変でした。
しかし、今回よりも、来月発売の28話の方が大変……っ
来月の28話は、怒涛中の怒涛……っ
ここから、センエース本編も、爆裂に怒涛。
ここから先、だいぶやべぇ展開になりますw
この先のイカれた展開を予測できる読者様は……流石にいないでしょう!
すでに5000話、
ラノベ換算で数十巻分を超えておりますが、
それでも、まだまだ読者様の予想の向こう側を瞬間移動し続ける、
センエース神話の奥深さを、
ぜひ、堪能していただきたい!
無茶しすぎて、だいぶ大変ですが、
まだまだ、がんばります( `ー´)ノ




