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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神D章 最後の砦。

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7話 ウムルDの実力は、まぎれもなくアウターゴッド・クラス。現状のセンエースでは、ウムルDを倒すことなど絶対に出来ない。


 7話 ウムルDの実力は、まぎれもなくアウターゴッド・クラス。現状のセンエースでは、ウムルDを倒すことなど絶対に出来ない。


 『龍牙峰杏奈』『百目鬼烈也』『高橋隆一』――上記三名を『自身の身体の奥』へと取り込んでいる蝉原の横で、

 ショデヒが、『圧倒的な力を持つウムルD』を見つめながら、


「素晴らしい。あれほどのアウターゴッドを、こんなにも早く召喚できるとは」


「……蝉原勇吾、貴様のスペックの高さには、心底から驚かされた。貴様はとんでもない邪神だ」


「ああ……まあ……これまでの永い神生の中で、それなりに、修羅場をくぐってきているからね」


 ショデヒから、かなりの熱量で褒められているが、

 しかし、蝉原は、心底どうでもよさそうに、サラっと流し、


「それで? 『オメガ・ニャル』の召喚準備の方はどう?」


「問題なく進めている……が、もう必要ないだろうな。オメガ・ニャルの出番はない。貴様のカスタムを受けた、あのウムルDの実力は、まぎれもなくアウターゴッド・クラス。現状のセンエースでは、ウムルDを倒すことなど絶対に出来ない。センエースはここで死ぬ。それで終わる」


「……『毘沙門天の剣翼を装備しているセンエース』を、あまり、甘くみない方がいいと思うけどね」


「完全なる『毘沙門天の剣翼』ではない。コアマテリアルの記憶データと、神字プログラムのマクロを部分的に回収されただけだ。その程度で、ウムルDに勝てるわけがない」


「普通なら、そうなんだけどねぇ」


 そうつぶやきつつ、

 蝉原は、ジっとセンエースの動向を見つめていた。


 そんな中、

 エアウィンドウの向こうで、センが、


「毘沙門天!! 何度も言わすなよ!! 俺の全部を使っていいっつってんだろぉおおおお! 全部くれてやるから、とにかく、『そのクソを止めるために出来る全部』をぶちかませぇえええええ!!!!!!」


 そう叫ぶと、

 命令に従い、剣翼が、空中にジオメトリを形成していく。


 それを見た蝉原は、

 フっと、一度、鼻で笑って、


(詰んだな……もう、ウムルDではセンくんを殺せない)


 と、心の中でつぶやいていると、

 隣にいるショデヒが、


「あれは……集中力を増加させる領域か? この状況で、そんなものを出して、何がどうなるという? あいつはバカか?」


「センくんは、日常生活において、頻繁に悪手を打ちまくる、相当なおバカさんだけれど……この状況では、最善の一手を指したといって間違いないだろう。最善の一手……いや、神の一手かな……」


「蝉原勇吾……貴様、いったい、何を言っている?!」


「見ていれば分かるよ。もう、ウムルDは、何の役にも立たない」


「……?」



 ★



 『剣翼によって展開されたジオメトリ』を見たウムルDは、

 小首をかしげて、


「集中力を増大させる領域……と言ったところか。この状況で、そんなものを展開して、いったい、何になるという?」


 そう問われたセンは、

 ツーっと、鼻血を垂れ流しながら、


「……知らんよ……何になるかなんて……アホの俺に分かることなんて、何もねぇ……」


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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
「完全なる『毘沙門天の剣翼』ではない。コアマテリアルの記憶データと、神字プログラムのマクロを部分的に回収されただけだ。その程度で、ウムルDに勝てるわけがない」 神字プログラムのマクロって、センがビシ…
ところで作者様。 私は半年くらい前からSNSをやってまして、理屈っぽいと思われたくなくて長文は書かない、考え込んでると思われたくなくて人生論みたいのも書かない、ヨガとか食事のことくらいしか書かない、と…
>……これは、自己防衛本能ではなく、ただ、現実を正しく認識しているだけです。 >……というのが、私と……センの認識。 センエースが、ただ現実を正しく認識できるわけないじゃないですか!?そういう一面も…
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