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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神D章 最後の砦。

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2話 センのために『決死の覚悟で働く事』に関しては喜んでするが、『センを殺す事』に関しては絶対に手を貸さない……という、絶対的な意志。


 2話 センのために『決死の覚悟で働く事』に関しては喜んでするが、『センを殺す事』に関しては絶対に手を貸さない……という、絶対的な意志。


「貴様らにも分かるように、今の私の状況を伝えよう。――ちょっと大きなハエが数匹、ぶんぶんと周囲を飛んでいる……それだけだ」


 そう言いながら、軽く右手を払うと、センの剣翼が、吹き飛ばされた紙飛行機みたいに、ペイっと、簡単に吹っ飛ばされる。


 その光景を目の当たりにしたセンは、


「まだだぁあああ! もっとぉ!! もっとよこせ、毘沙門天っっ!!」


 さらに、大量の生命力……『自分の全部』を注ぎ込もうとする。


「これで終わっていい、っつってんだろぉお! 全部もっていけぇぇええええ!!」


 そう命令するのだが、

 しかし、毘沙門天は、センから『一定以上の生命力』を奪おうとはしない。

 それに気づいたセンは、


「っっ?! 何をしている! 毘沙門天! 俺のいうことが聞けんのかぁあ!!」


 センの『本気の命令』を受けていながら、

 しかし、剣翼は、どこ吹く風でシカトする。

 センの『絶死の覚悟』を、頑として拒絶する剣翼。


 センのために『決死の覚悟で働く事』に関しては喜んでするが、『センを殺す事』に関しては絶対に手を貸さない……という、絶対的な意志。


 そんな『ワガママで頑なな剣翼の意志』みたいなものを、

 言葉を交わさなくとも正確に『理解』したセンは、


「このクソボケがぁあああああ!! 道具は黙って俺の言う事聞いてりゃいいんだぁああああああ!! この俺様の命令が聞けないってんなら、スクラップにして、ションベンかけるぞ、ごらぁああああああ!!」


 なんとなく、センは、

 剣翼から、『重たい愛情のようなもの』を感じており、

 だから、『嫌われたらどうにかなるんじゃないか』と思い、

 必死に、ヒールとしての自分を貫いているのだが、

 しかし、剣翼は、そんなセンの『心の機微』みたいなものが、

 どうやら、完璧に理解できている様子で、

 センが何を言おうと、『自分の意志を曲げる気はない』という姿勢を崩さない。

 なんだったら、より深く愛された感じすらする。


「ぐぬぅうううう!」


 駄々っ子な剣翼に振り回されるセン。

 その途中で、センは、


「せめて、てめぇは逃げろや、龍牙峰ぇえええ! マジで、てめぇ、何してんだぁああああ! どいつもこいつも、俺の言うことを聞いたら死ぬ病にでもかかってんのか、ごらぁああああああ!!」


 まったく逃げようとしない龍牙峰たちに対し、

 普通にイラついてきた様子のセン。

 しかし、そこで、ウムルDが、


「貴様以外の、この場にいる者の心と体の支配は、とっくの昔に完了している」


「……はぁ?!」


「逃げることは勿論、逃げようと思う事もできない……と言っている」


「……っ」


「先ほど、『蝉原勇吾』を殺した時、同時に呪縛領域の魔法を展開させてもらった。本来なら、貴様も、逃走や戦闘の意志を抱くことすらできなくなるはずなんだが……とてつもない精神力で、私の呪縛を弾いたな。決断力と判断力だけではなく、胆力と、精神力と、気合いも認めてやる。『メンタル』という点においては、脆弱な人間の中で最高峰と言えるだろう。……ま、だからといって、この状況を覆せるわけではないが」


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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
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