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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神C章 お悩み解決クラブは眠らない。

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最終話 明確な極限状態に陥ったことで、常軌を逸した回転速度を見せる。ギリギリ、ばちばち、グニグニと、謎の奇音を発しながら、思考が、あっちこっちそっちへと駆け巡る。


 最終話 明確な極限状態に陥ったことで、常軌を逸した回転速度を見せる。ギリギリ、ばちばち、グニグニと、謎の奇音を発しながら、思考が、あっちこっちそっちへと駆け巡る。


 盛大に爆散した蝉原。静まり返った絶望の中で、ウムルDが、


「危険……という表現は、流石に言い過ぎだな……どういう表現がベストだったか……そうだな……まあ……ここにいる微生物の中では、まだマシな方……というのが最善か……」


 などと、そんなことをつぶやくウムルDを尻目に、

 センは、頭の中で、


(蝉原が……死んだ……やばい……マジでやべぇ――)


 普段は回転率の鈍い頭が、

 明確な極限状態に陥ったことで、

 常軌を逸した回転速度を見せる。

 ギリギリ、ばちばち、グニグニと、

 謎の奇音を発しながら、思考が、あっちこっちそっちへと駆け巡る。

 その果てに、センは、


「龍牙峰ぇええええええ!! 逃げろぉおおおお!!」


 そう叫びながら、

 センは、肺一杯に空気を吸い込んで、




「来いぃいいい!! 『毘沙門天の剣翼』!!!」




 頭の中で、75ポイントを支払い、

 『魔法の剣翼』を購入する。


 なぜ、『魔法の剣翼』ではなく『毘沙門天の剣翼』と叫んだのか、

 それは、セン当人も理解できていない。

 『極限状態で加速した脳』が勝手に叫んだ。

 それだけのこと。


 名前を呼ばれた『剣翼』は、

 『待っていました』とばかりにセンの背中へと顕現し、


 ギギギギギギギギッ!!


 と、『加熱した駆動音』で、あるじに、返事をする。


 センの背中でうなりをあげる、

 異常な性能の剣翼を見て、

 ウムルDは、眉間にグっとシワを寄せて、


「……ほう……こいつは驚いた。シンプルに見誤ったな……この中で、最も危険なのはお前だったか」


「毘沙門天!! このクソの眼球をえぐれぇえええ!!」


 命令を受けた剣翼は、

 高性能なファ〇ネルのように、

 ギュギュギュンギュンっと、センの背部から射出され、

 半分はそのまま、もっともプリミティブに、ウムルDの左目めがけて突進し、

 もう半分は、右目めがけて、切っ先からレーザーを照射する。


 その迷いない目つぶし攻撃を前に、

 ウムルDは、ニタリと笑い、


「この中で最も危険であることは認めよう……だが、私にとって脅威だとは言っていないぞ」


 そう宣言しつつ、

 魔力とオーラを両目に集める。

 全力で結集させているわけではない。

 両目に対して、普段よりも多めに供給している……という程度。


 剣翼は、センの命令に従い、全力で、

 ウムルDの両目を潰そうとしたが、

 しかし、ウムルDの『強大な防御障壁』を貫通することはできなかった。


「言っておくが、この程度の速度なら、避けることも容易い。『彼我の差を教えてやるために、あえて受け止めてやっただけだ』ということを理解しろ、虫ケラ」


 などと、優雅に、実力差マウントを取ってくるウムルD。

 センは、そんなウムルDの上から発言に対して、特に反応することなく、


「龍牙峰、逃げろ、ぼけぇええええええ! なに、ダラっと見てんだぁあああああ!」


カンペキな最終話でしたね。

メリーバッドエンドでしたが、

しかし、ある意味で、理想のトゥルーエンドだったような気が、

しなくもない今日この頃です。


今日までセンエースをご愛読いただき、ありがとうございました。

ミリオンレイス先生の次回作にご期待ください。

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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
いやぁ流石ウムルDさんは強いですねぇ 理想のラスボスですよ宇宙人の神です まさか蝉原さんがワンパンされてしまうとは。 こんなんセンエースさんでどうにかなるわけがないでしょう 積みです対戦ありがとうご…
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