表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神C章 お悩み解決クラブは眠らない。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5203/6055

101話 今日は土曜日だから、ボーナスで雑魚が投入されたのかもしれねぇ。もし、そうだったとしたら、俺も宇宙人を殺して気持ちよくなりたいから、先方は譲れない。


 101話 今日は土曜日だから、ボーナスで雑魚が投入されたのかもしれねぇ。もし、そうだったとしたら、俺も宇宙人を殺して気持ちよくなりたいから、先方は譲れない。


「……おっと……これまでとは、ちょっと違う演出を入れてきたな……ついに、チュートリアルが終わったとかか? だとしたら、正直、ちょっと勘弁してほしいな……しんどい思いをするぐらいだったら、永遠にチュートリアルをやっていたい……」


 などと、言葉を発した直後のこと、



「キシャァ……」



 長い槍を持った『両生類系のバケモノ』が登場した。

 肌は灰色で、顔からはピンクの触手が伸びている。

 粘液まみれのドロドロで、生まれた直後のように、

 プルプルと震えている。


 その姿を見たセンは、眉間にシワをよせて、ボソっと、


「え……ムンビ? あれ、ムンビだよな? 初日に殺した一番弱い宇宙人……」


 その言葉に、蝉原が、


「ムーンビースト……に見えるけれど……油断はしない方がいいよ、セン君。そういう風に擬態している宇宙人かもしれない」


「ああ、なるほど……弱いフリをしているパターンね……あるある」


 そう言いながら、センは、バール片手に、

 ムーンビーストの方へと、無防備に歩いていこうとする。


 蝉原は、そんなセンの肩を掴み、


「おいおい、センくん、何をしているんだい」


「俺も、ちょっとは活躍したいから、あのカエル、しばいてくる」


「……今、まさに『擬態かもしれない』と話していたところなのに?」


「擬態じゃないかもしれないだろ。今日は土曜日だから、ボーナスで雑魚が投入されたのかもしれねぇ。もし、そうだったとしたら、俺も宇宙人を殺して気持ちよくなりたいから、先方は譲れない」


「……わざわざ、悪役ぶってまで、カナリアの役目を果たそうとしないでいいよ。普通に遠距離攻撃で様子を見よう」


 その発言に対し、

 センは、眉間にしわをよせ、


「……悪役ぶってねぇし……俺、そんなダサいことしねぇし……俺は、お前よりも普通にワルなだけだし……地元の悪い奴、全員、友達だし」


「君に友達はいないだろう」


 そう言ってから、蝉原は、

 自分のデスガンの銃口を、ムーンビーストに向けて、

 問答無用でズガンとぶっ放した。


 すると、ムーンビーストは、地面に落とした豆腐みたいに、

 グシャビシャっとグチャグチャになって炸裂した。


 一撃必殺。

 楽勝で惨殺。

 その様子を尻目に、センが、


「……マジで、土曜日ボーナスだったのかな? だとしたら、俺がやりたかったなぁ」


 などとつぶやいていると、


 ……その時、

 ブーーン……

 と、奇妙な音が響く。


 そして、地面にバーっと広がるジオメトリ。


 それを見たセンが、焦った声で、


「……おいおい、なんか、ワケわからんことになってんぞ……」


 そう言いつつ、

 いつでも自分を盾にできる姿勢を整えていく。


(もし、何か、攻撃的なことをされた時は……最優先で蝉原を守る……蝉原さえ生きていれば、なんとかしてくれる……)


 心の中で、そうつぶやきつつ、

 注意深く、ジオメトリの趨勢を観察するセン。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
まったく関係ないけど ロイガーよりウルムがいいなぁ ニャルはないよね? それかこれらの誰でもないのか...
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ