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2話 初週のパ○松。


 2話 初週のパ○松。



 ・パターンA 『楽に倒せる経験値1のモンスター』を100万匹殺す。

 ・パターンB 『死ぬ直前まで追い込まれないと倒せない経験値10万のモンスター』を1回倒す。


 このAとBを比べた場合、『結果的に獲得できる経験値』は、Bの方が遥かに上だったりする。

 『どれだけ死にかけるか』で大きく変わってくるが、Bが得られる経験値は、軽くAの1000倍以上。

 ※ 2000万匹のスライムを倒すという作業は、経験値効率の観点で言うと最悪。



 『死にかけるほどの戦闘』を常に繰り返すことが、強くなるための最短方法。

 だが、九華より上の連中は、現世だと、それが出来ない。


 そもそも、現世では、基本的に、高次の魂魄を大量に回収する手段がない。


 結果、『素のレベル』は、『成長スペシャルの恩恵で簡単に上がるところ』までで止めざるをえなくなり、あとは、ひたすらに、魔法やグリムアーツを磨いて存在値を上げていくしかない。

 ※ 成長スペシャルを持つ者は、狩り場の優先的な利用が認められている。

   とはいえ独占されている訳ではなく、さほどレベルが上がらなくなったら、

   伸び盛りの後輩に譲らなければいけない。

   その辺の差異が個々の成長限界として認識される。



「――だが、コードゲートのインストールによって、いくつかのチートな訓練施設が創造できた今、あいつらの限界は過去のものになった。『そもそもの資質』も『存在値を上げるための下地』も、世界最高レベルで、成長するための施設も完備。言ってみれば、今のあいつらは、サクセス開始直後のパワプ○くんみたいなもの」


 世界進化の結果、今までは出来なかった『時間圧縮システム』や『魂魄の無限循環』などが組み込まれた『とんでもない訓練施設』が創造できたため、あとは、本人の根性しだいで、どこまでも強くなれる。


「しっかりとした基礎があって、効率よく成長するためのチートツールも完備。となれば、あとは、爆発的に成長するだけ。そして、現状、俺が無限転生から解放された事と、禁域バグのおかげで、あいつらが『神』に成るデメリットは一つもない。今、あいつらの成長を制限する理由は何もない」


 今後、現世で何か問題が起きれば、センエースが動く。

 センエースが動けるなら、何の問題もない。


「ゼノリカの成長は、むしろ、今からが本番だ。あいつらは、これから、これまでに積み上げてきた『膨大な下地』の上に、巨大な城を築き上げていく」


 とはいえ、時間がかかることに変わりはない。

 そして、途方もない努力を必要とする事にも変わりはない。

 というか、効率の良さに比例して『キツさ』は上がっている。


 よほどの根性がなければ、『センエース印の強化施設』には耐えられない。


 爆発的な成長が期待できるのは、『ゼノリカの面々(莫大な下地を積んできた根性抜群の超天才。一言で言えばキチ○イ連中)』に限った話で、そこらを歩いているレベル10くらいのザコがゼノリカの施設を使ったからといって強くなれる訳じゃない。

 強くなるどころか、二秒も耐えられずに死んで終了。


「あいつらの資質と下地があれば、かなりの速度で存在値を上げる事が可能。700~800くらいまでは、すぐに行けるだろう」


 基本的に、『強者と弱者を分ける境界線』は、アルファでも100。

 存在値100を超えていれば、上位アルファでも、かなり強い部類に入る。



 ※ 存在値100を超えていれば、余裕で『愚連』に入れる。

   トップテン以内のアルファでも、一般人の存在値は50を余裕で下回っているのだ。

   『愚連』は、ゼノリカですらない、『天下の下部組織』だが、

   愚連に入れるのは、第2~第9アルファで産まれた者の中でも、

   『100万人に一人の天才』だけである。



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自作コミカライズ版35話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
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[一言] 新たな訓練所の創造=センエースの存在証明 Q.E.D.
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