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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光B章 第一アルファ人は高性能だが、過剰にイカれた奴が多い気がする。

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2話 トラックにはねられて、地獄に転移して、タイムリープを繰り返していたと思ったら、絶体絶命になって、同級生を召喚して助けを求めたら……


 2話 トラックにはねられて、地獄に転移して、タイムリープを繰り返していたと思ったら、絶体絶命になって、同級生を召喚して助けを求めたら……


「音文、元気に吹っ飛ばされているとこ悪いんだけど、そろそろ意識朦朧としてきたから、早めに助けてくれる? ったく、いつまでモタモタと遊んでいやがるんだか……そういうとこだぞ。……音文? おーい、あれ? もしかして気絶した? あーあ……やっぱダメか。もしかしたらって期待したんだけど……まあ、無理だろうな……そりゃそうだ……うん……」


 センはタメ息を一つついて、


「結局、俺がやるしかないか……足切らなきゃよかった……無駄な一幕だったわぁ……」


 しんどそうに、腕だけで、体を引き摺りながら、星霜幽珀斗に挑もうとするセン。


「セイソウを殺し、音文を日本に返す……ミッション了解……」


 自分の仕事を受け止めたセンは、


「ったく、このクソ忙しい時に、余計な仕事増やしやがって……まあ、増やしたの俺だけど……」


 ぶつぶつ言いながら、センは、

 どうすれば、音文を守れるか、

 それだけを必死に考えていた。


 ……と、

 その時だった。


「ん?」


 センに電流走る。

 奇妙な違和感。

 少しだけ明確な悪寒。


「なんだ……」


 不思議に思っていると、


「……音文?」


 視線の先で転がっている音文の体が小刻みに震えていた。


 次第にバイブレーションが増大していく。

 そして、音文は、

 『気絶中』という『明瞭な無意識の中』で、



「プラチナ……スペシャル……っ」



 革命を口にした。

 ……その直後のこと、

 音文の体に変化が起きた。


 変化というか……変身だった。

 あえて、『変態』と言ってもいいかもしれない。

 『hentai』の方ではなく『metamorphose』の方の変態。


「おいおい、音文さん……どうしたん?」


 コンマ数秒という短い時間の中で、

 音文の全身が、

 ……『虫型モンスター』に変わっていた。


「おっと……マジかよ、音文さん……え? これ、どういう不条理? もう、さっぱりわからんのだが……」


 トラックにはねられて、エグいモンスター地獄に転移して、タイムリープを繰り返していたと思ったら、罠にかかって、絶体絶命になって、同級生を召喚して助けを求めたら、その同級生が秒で気絶して……けど、気づいたら、その同級生が虫に変身していましたとさ。めでたし、めでたし。


 センは、ぽりぽりと頬をかきながら、


「んー……『夢じゃない』と思っていたが……やっぱ夢なのかな? この無茶苦茶感は、夢特有のアレだなぁ……超展開どころの騒ぎじゃねぇぞ。シュールな不条理モノにも限度ってものがあるだろうに。あまりにも、シナリオがバグりすぎている……」


 などとつぶやいていると、

 そこで、『マッシブー◯ンみたいな、ゴリマッチョ系の人型虫モンスター』の姿に変身した音文が、


「にくい……にくい……にくい……」


 などと、奇怪な声で、ぶつぶつ言いだした。


「セン……お前が憎い……殺したいぃ……」


 明確な殺気を向けられたセンは、


「はぁ? いや、殺意を向ける対象、間違っているぞ。確かに、お前をここに召喚したのは俺だから、『俺を恨む権利がない』とは言わないが、しかし、お前を呼んだのは意図的ではないし、それに、今は、俺をどうこうより、セイソウさんの方を先に処理すべきで――」


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自作コミカライズ版深淵1話(37話)公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[良い点] セン君ってヒーローエンジンが罹るまでは『根性ヤバいキショいキ⚪︎ガイ』なのに、ヒーローエンジンが一回でも罹ったら、意地でもヒーローの仮面を脱ぎ捨てない、『至高のヒーロー』になるのが良いとこ…
[良い点] てっきりセンの態度からして音文のこと嫌ってるのかと思ったのですが違うんですね。全力で助けようとしてますし ってことはセンエースさん、特に悪感情も抱いていないクラスメイトが死にかけている様…
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