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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光A章 この上なく尊き命の王センエース。

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111話 でかいカマキリが可愛く思えてくるセンエース。


 111話 でかいカマキリが可愛く思えてくるセンエース。


 首を横に振る闘鬼の姿を見て、センはボソっとつぶやく。


「なるほど。……『俺の言っていること』は、なんとかわかるが、『流暢に会話をする機能』はない。名前をいうぐらいでギリ……そういう知性レベルって感じか。禍羅魅神鬼ぐらいになると、流暢に会話できるけど、お前やスライムやカマキリぐらいのモンスターだと、『意思疎通をはかるぐらいが限界』と。なるほど、なるほど」


 だんだんと、世界観を掴み始めるセン。


「禍羅魅神鬼は大神級って言っていたよなぁ……たぶん、一番上だよなぁ……まあ、それより上があってもおかしくはねぇけど……で、トーキ、お前はどのぐらいだろうなぁ……真ん中より上かなぁ……カマキリは……さすがに、真ん中より上ってことはないだろうなぁ……それとも、この感じで、めちゃくちゃランクが高いとか……まあ、絶対にないとは言えんわなぁ。弱そうに見えて実は強いってパターンは、『なろう』じゃよくあること」


 ネオカマキリの頭をなでながらそう言うセン。

 ネオカマキリは嬉しそうに、センの手に頭をすりすりしている。


「形状的には絶対にキモいはずなんだが……なんか慣れてきたら、普通に可愛く見えてきたな……愛着って概念は怖いねぇ」


 そんなことをつぶやいてから、

 センは、ネオカマキリの頭から手を離し、

 ネオと闘鬼の両方に視線を送り、


「トーキ、カマキリ、お前らに命令だ。刀とカマはなしで、俺と、本気で殴り合え。急所をバチコリいかれたら死ぬから、そこの配慮だけよろしく。それ以外で遠慮はなしだ。殴り殺すぐらいの気持ちでこい。ただし、本気では殺すな。まだ死ねない。その辺、いい塩梅でよろしく。というわけで……さあ、行くぞ!」


 注文の多い命令をしてから、

 センは、拳を固く握りしめて、

 トーキとネオカマキリに殴りかかる。


 召喚獣トーキとネオカマキリは、召喚主の命令に従い、センと本気で殴り合った。

 トーキは剣を封じて、ネオカマキリは、刃をセンに向けないよう注意しつつ、

 ボコボコと、トーキ&ネオカマキリと殴り合ったことで、センは、理解する。


(絶対に勝てんな……どっちも普通に強ぇ……)


 トーキの存在値は、およそ50。

 ネオカマキリの方は、だいたい30。

 対してセンは、5あるかないか。

 

 トーキに殴られるたび、

 その箇所の骨がバキバキにへし折れて、

 肉が裂け、血が溢れる。

 ネオカマキリも、なかなかの筋力であり、もし、カマの方を使われていたら、センの体は余裕で真っ二つにされていただろう。


 どうにか、防御のオーラを集中させて、少しでもダメージを軽減させようとしているのだが、相手の火力が高すぎるし、センのオーラ流動が下手すぎるので、全然、ダメージコントロールができない。



「くそがぁ! もう一丁ぉ!! まだまだ終わると思うなよぉ!」



 センの根性がバグっているので、

 どうにか『戦いのてい』をなしているが、

 一般人であれば、最初の一発により骨を砕かれた時点で、

 完璧に戦意を喪失……あるいは気絶しているところ。


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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
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