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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光A章 この上なく尊き命の王センエース。

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110話 そこそこのモンスターを召喚。


 110話 そこそこのモンスターを召喚。


「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」


 センは、さっそく、自分の親指をガリっと噛んで、

 地面にジオメトリを描くと、抜いた髪の毛を供えて、


「いでよ! なんかこう、刃物的な武器を持つ人型モンスターか、カマキリみたいな刃物系の身体的特徴を持つモンスターよ!」


 と、細かい注文をつけながら、そう宣言する。

 だいぶ『ふざけた召喚』だが、魔法陣は、センの声に応えてくれた。

 髪の毛を媒体に、召喚されたのは、


「ぎぃ」

「きゅるる」


 中級の鬼種モンスター『闘鬼』。

 そして、

 中級の虫種モンスター『ネオカマキリ』。


挿絵(By みてみん)


「おお、鬼が出てきた。当たりじゃない? カマキリの方はともかく……鬼はあたりだろ! さっきのスライムや、このカマキリが★1だとしたら、鬼の方は★3ぐらいあるんじゃない?」


 などと言いつつ、鬼をじっくりと観察するセン。


「……刀を装備しているってのが、ナイスポイントだしねぇ。これで、禍羅魅神鬼に絡まれることなく、色々と安心して実験できる」


 闘鬼が腰に携えている刀は、見た目、まんま日本刀。


「この刀、借りるぞ」


 と言葉をかけると、鬼は了解の意を示すように首を縦に振った。


「なかなか話がわかるじゃないの。鬼は高レベルだから、『バッジゼロのトレーナーのいうことは聞きません』とかいう流れだったらどうしようかと思っていたが」


 などと言いつつ、

 闘鬼の腰から刀を抜いて、


「お、いい切れ味してそうだ」


 そう呟くと、

 自分の腹に刃を入れて、

 鍵を取り出してから、

 刀を闘鬼に返す。


 そして、


「この傷を……ふさぐイメージ……」


 腹の傷に意識を集中させて、

 ダラダラと流れる血を止めようとする。


 『逆に力を入れすぎて、ブシュっと血が溢れる』という、『安いお笑い』を挟みつつ、センは、


「オーラで膜を張る感じ……かつ、オーラで血小板を強化する感じ……」


 何度か試してみたところ、

 どうにか、オーラによる止血に成功した。


「……よし……これで、切り傷はどうにか対処できるな……バイキンが入ったりどうこうは、まったく対処できんが……いや、いずれはオーラで殺菌できたりすんのかな……できそうではあるんだよなぁ……体内で熱エネルギーに変換したり、白血球の性能を強化すれば……」


 ぶつぶつ呟いている間、

 闘鬼とネオカマキリは、ずっと直立不動で待機していた。

 そんな二匹の存在を思い出したセンは、


「おっと、ほったらかしにして悪いな。えっと、お前らさぁ、喋れる? 自分の種族名とか言える?」


「……トーキ……」


 と、だいぶカタコトな感じでそう答える闘鬼と、


「きゅる……」


 と、言葉の意味は理解しているようだが、しゃべれないという意志を示すネオカマキリ。


「トーキ、種族名かな? オーケー。で、そっちのカマキリは意思疎通ができるのみと。ちなみに、トーキさんよぉ……お前、普通の会話はできるか?」


 その問いに対し、首を横に振る闘鬼の姿を見て、


「なるほど。……『俺の言っていること』は、なんとかわかるが、『流暢に会話をする機能』はない。名前をいうぐらいでギリ……そういう知性レベルって感じか。禍羅魅神鬼ぐらいになると、流暢に会話できるけど、お前やスライムやカマキリぐらいのモンスターだと、『意思疎通をはかるぐらいが限界』と。なるほど、なるほど」


クソどうでもいいことですが、私の名前を、正式に変更しようと思います。

元ミリオンで、今はレイスという感じで、フワっとしておりましたが、

ミリオンの方で馴染んで下さっている読者様もいますので、

『閃幽零×祝百万部』で正式名称にします。


「ミリオンレイス」とまとめていただいてもかまいませんし、今までどおり、レイスでも、ミリオンでも、どう呼んでいただいたとしても、完全に、

「今の私」として正式……という形にします(*´▽`*)



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自作コミカライズ版深淵1話(37話)公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[気になる点] ついに満を持して見参したか… この感想欄の想いを一身に背負って全ての不条理を殺すために現世へと舞い降りた神話級の英雄…ネオカマキリ!! まあ普通に闘鬼さんの方が役に立ちそうですねw …
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