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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光A章 この上なく尊き命の王センエース。

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90話 レベルアップでホ〇ミを覚えたいお年頃。


 90話 レベルアップでホ〇ミを覚えたいお年頃。


 目が覚めた時、

 センは、


「ん……」


 見知らぬ天井を見つめていた。

 真っ白な空間。


 体を起こしたセンは、

 周囲を確認しつつ、


「……カギがトリガーっぽいな……」


 自分の腹部に傷がないことを確認した上で、


「なんで、こんな『大事なカギ』が『腹の中』にあるかなぁ……ポケットに入れといてくれや……」


 などと文句を口にしたが、

 そこで、センは、


「ん? 待てよ。勝手に『握らなきゃダメだ』と思い込んでいたが……これ、別に、握らなくても、俺の肉体が鍵に触れていればOKなパターンもありえるか?」


 と、その『気づき』に届いたセンは、

 お腹の中に鍵があるのを確認してから、



「俺はまだ、頑張れる」


 宣言してみた……が、


「くそ……ダメなんかい……しんど……」


 心底ダルそうに、そうつぶやいてから、


「さて、最低限の検証は終わった……ここからどうするか……」


 ぶつぶつと、未来を想う。


「チュートリアルで、あんな鬼をぶつけてくるところから、この作品が、フロ◯・ソフトウェアプレゼンツであることは、もはや疑いようがない」


 イカれた難易度でプレイヤーの忍耐力を試しにかかってくる姿勢。

 その常軌を逸した変態性に辟易しつつ、


「……『即死罠』系に引っかかる可能性を考慮すると……鍵は腹の中ではなく、常に、手の中に握りしめておきたいところ……だが、現状、腹を掻っ捌く以外に手段がない。回復する手段を探すのが最優先。できれば魔法で回復したいところだな……レベルアップでホ◯ミを覚えてくれるとありがたいんだが……」


 現状では、まだ、『レベルや魔法というものが存在するかどうかもわからない段階』だが、『鬼が出てきたので、ファンタジー要素はあるだろう』という雑な推測のもと、センは、未来のプランを模索していく。


「レベル概念あって欲しいな……経験値用のスライムとか出てきてくれねぇかなぁ」


 などと願望を口にしつつ、

 センは、ヤクザキック壁開けからの扉超えで外に出ると、


「はい、宝箱は無視。お前みたいなウルトラミミック、2度と開けるか、ふぁっきゅー」


 初見殺しの罠にノールックで中指を立てて華麗にスルー。

 そのまま、遺跡の中を慎重に探索してく。


(武器、落ちてねぇかなぁ……できたら、ドラ◯エの『きせきのつ◯ぎ』的な魔法武器を拾えたら理想なんだけどなぁ……)


 『回復できる武器』とかを発見できると、現状では、小躍りするレベルの歓喜。

 

(そんな激烈な幸運が俺の人生に起こることはないだろうなぁ……俺の運とか、良くも悪くもないから……)


 などと、心の中でつぶやいていると、

 そこで、


(おっと……)


 バケモノの気配を感じて、

 センは、物陰に隠れる。


 気配の出所をそっと確認してみると、

 もう、明らかにやばそうな『魔法使いっぽい格好の化け物』がいた。


挿絵(By みてみん)


(あのブラックマジシ◯ン、絶対にやばいよなぁ……)


 ちなみに、センが視界にとらえたのは、

 アストラルマジシャンという、王級のモンスター。

 禍羅魅神鬼と比べれば、だいぶ劣る雑魚だが、それは比べる相手が悪すぎるだけで、王級モンスターは、ランクの低い世界では、大地震や大津波級のえげつない大災害。


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自作コミカライズ版深淵1話(37話)公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[気になる点] 勝てない敵しかいないRPGはもはや探索系のホラゲーですね。 夢にまで見た異世界転移……果たしてセンはこの状況を楽しいと思っているのだろうか。レベル上げのレの字もないw
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